あおのり、阪神ファンをやめる!!
2001年05月20日(日) 神宮球場
いきなり石井(一)を打ちこみ2点先制。
福原は立ちあがりこそ悪かったものの(1回の自責点1)、2回からは危なげないピッチングで8回2アウトまで、打率も本塁打もを合計すれば阪神の3倍もあるかというようなヤクルト打線を抑え込んでいた。
8回2アウトから出てきた弓長も、弓長にしては調子よく、主砲ペタジーニを1塁ゴロに打ちとった。
伏線はあった。
8回の表、2アウトから今岡が四球で出塁。阪神は1回に2点を取ったものの、その後は石井(一)の好投に手も足も出ない。要するに阪神は「スミ2」、ヤクルトは「スミ1」の状態である。
2アウト1塁。打者は7番矢野。次は赤星。矢野が単打で出ても、センターの赤星に代打を送りにくい。このあたりに、「『あの』新庄でもいてくれれば。。。」の思いがよぎる。。。あんなに打たなかった新庄でも今から思えば再三の好守で、点を与えないという「打点」を挙げていたことをつくづく思い知らされる。
矢野の長打以外に追加点は難しい。石井(一)をリリーフした石井(弘)は今日に限って調子万全である。矢野のヒットの確率を上げるには、今岡に代走を送って盗塁をチラツカせて、石井(弘)の投球を直球主体に持っていかせるしかない。
果たして、阪神ベンチは動かなかった。
が、矢野は打った。スゴイ当りだ。打球は、左中間を真っ二つ!!小生は今岡を見た。あれ、まだ2塁ベースを少し回ったところだ。あれれ、球が中継のショートに返ってきた。今岡は3塁ベースを回っている。球は古田へ。あれれれ、タッチアウト。それも完全なアウト。
なぜ2アウトなのに、なぜ打球があんな遠いところに飛んで行ったのに、ア・ウ・トなんだ。
9回裏。差は1点。
昨日打たれた成本を温存し、マウンドには葛西(「クズニシ」ではない)。
4番ペタジーニ。おっ、打ち取った。
5番古田。おいおい打ちとったで。
球場全体が「あと一人!」コールに。
6番池山。
そして、「あと一球」コールに。
最後の一球。打ち上げた。試合終了。
どうもセンター赤星の追い方がおかしい。どこまで下がんねん。おいおい、おっ、取ったか。
塁審の手がグルグル回っとる。
同点。。。
神宮球場を御存知の方ならよく分かるはずである。あの球場のバックスクリーンに打ち込むことは極めて難しい。フェンスがあまりに低い上にバックスクリーンとフェンスの間にほとんどスペースがない。つまり、バックスクリーンに入る当りはたいてい捕球できるのである。
が、球はバックスクリーンに当ってはね返ってきた。
新庄なら、一直線に走って行って、少なくとも叩き落していたはずである。
7番は三木とかいう聞いたことない選手。すぐにアウト。(今岡がセーフだったら、ここで試合が終了していたのである)
10回表。
三者凡退(二人三振)
10回裏。
四球。犠打。四球。ホームラン。終。
ペタジーニのバットに遠山の球が当った瞬間、打球がまだスタンドに打球が届く前に、メガホンが1000個くらい投げられていた。
打球がライトスタンドに吸い込まれた瞬間に、あおのりは阪神ファンをやめたのである。
(エピローグ)
そう言えば、87年にボブ・ホーナーの4連発を見たのも、85年の優勝の翌日に阪神が酔っ払いながら試合やっているのを見たのも、92年の優勝争いのさなかの強風の日に優勝をあきらめたのも、神宮球場であった。
神宮球場で阪神ファンをやめるのは、同じ決断をするにはもっとも最適な場所を選んだといえる。
と、呟いたところ、同行の氏がひとこと言った。
「どの球場にも何十回も行っているアンタの場合は、日本中のどの球場でも最適でっしゃろ。。。」
「それに、去年は阪神ファンを7回止めたんちゃいまっか」
コメント (7)
ヤメレルもんならやめてみい
あおのりにしろ我がダンナにしろなぜあんな体や精神に悪い試合ばっかりする阪神の試合を飽きずに観れるのか不思議。スカイパーフェクトを観ながら繰り広げられる超喜怒哀楽劇場。はたで見ている私もぐったり。特に今岡君が画面に出ると自己防衛の為か思わず目を背けてしまう。特になんの期待もせずに試合を観ている者までをもどん底の気分に落とし入れれる魔の球団阪神、恐るべし。
あの程度のむかつく試合で阪神ファンやめれるもんならとっくの3億年前にやめれているんじゃないの?
仮に億万が一やめれたら、うちのダンナもやめさせてくれ!
(あおのり的コメント)
言葉もございません。。。
(注)
このコメントは、2001年05月21日(月)に投稿されたものです。
投稿者: 福岡市南区 30代女性 | 2006年04月25日 23:13
日時: 2006年04月25日 23:13
未だに阪神ファンを止めてませんな。タバコを止めてもタイガースが阪神でいる限り止めないでしょう。しかし今は懐かしくもある村上タイガースになったら止めていたのかもしれませんな。そう考えると千載一遇の止める機会を逃した事になるのか。。。
投稿者: 私設秘書 | 2006年07月14日 22:42
日時: 2006年07月14日 22:42
あおのり様
この頃から比べるとタイガースは“とてつもなく強くなりました”ねぇ~!
投稿者: ツーシーム | 2008年02月12日 04:09
日時: 2008年02月12日 04:09
私設秘書殿、
>タイガースが阪神でいる限り止めないでしょう
多分、タイガースが阪神でなくても止めないでしょう。
投稿者: あおのり | 2008年02月13日 01:47
日時: 2008年02月13日 01:47
ツーシームさま
>タイガースは“とてつもなく強くなりました”ねぇ?!
まさに、「とてつもなく」ですね。
しかし、いつまで続くのかが心配です。
投稿者: あおのり | 2008年02月13日 01:49
日時: 2008年02月13日 01:49
タラスコは元気にしてますかねぇ~?
投稿者: 祝奈良三宮直通! | 2008年11月26日 22:09
日時: 2008年11月26日 22:09
メッツに戻った後、マリファナ所持で逮捕された記憶が。。。
そういえば、今年ナショナルリーグの遊撃手部門でゴールドグラブ賞を受賞したフィリーズのロリンズは従弟だったはずです。(←この人、昨年はリーグMVP)
投稿者: あおのり | 2008年11月28日 01:29
日時: 2008年11月28日 01:29