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NYに脱出する日本人女性増加

 ニューヨーク・タイムズは、「日本からの脱出」と題した特集記事を掲載し、日本にない自由を求めてニューヨークに移り住む若い日本人女性が増加していると紹介しているらしい。


 同紙は、1990年代はフリーターの若い男女がほぼ同じ割合で渡米していたが、最近は男性が日本経済の回復で職を得られるため、割合についても女性が増えてきたと分析するとともに、日本では結婚して出産することを求められ強いプレッシャーを感じるため、「自由な街」ニューヨークへ逃れてきていると指摘しているとのことである。

 「あおのり世相をぼやく」では、各国(特に日本)のマスコミが、物事のある側面しか伝えていないことをぼやいてきたので、この記事についてもぼやきたいことは山ほどあるのだが、それはとりあえず置いておくとする。

 気になるのは、本当にニューヨークには自由があるのか、ということである。
 何を隠そうこのワタクシも、今から20年近く前に自由を求めて北アメリカに渡った一人である(参照:「ぱんちょな恋の物語:あれ以来」)。現実的には、かつてのヨーロッパ人やアジア人のように自由を求めて渡ったのではなく、行ってみたら自由があった、という方が正しいかもしれない。
 このワタクシが感じたのは、「自由」というよりも「シガラミのなさ」のような気がする。
 しかし、今から思えば、その「自由のようなもの」は、最初のうちだけで消え去ったような気がしないでもない。
 「住む所」が自分に馴染んでくると、今度はその場所でのシキタリに順応せざるを得ない。
 つまり、その場その場で、別の「束縛」が出てくるわけである。

 あの頃も、このワタクシと同じようにたくさんの「若い」日本人がいた。
 そのまま居着いた人も多い。
 彼らは本当に自由を勝ち得たのだろうか?
 このワタクシの知っている女性は、アメリカ人の夫の「束縛」が強過ぎて何もできなくなっているし、別の女性は、アメリカ人の夫の家族との関係で日々悩んでいる。しかし、彼らは、それはそれとして、幸せな人生を送っているようだ。不思議なのは、この「アメリカ人」というところを、「日本人」と変えても、余り現実は変わらないということである。

 「両親はとても保守的で、私が日本人の男性と結婚することを望んでいる」なんて言っている日本人は本当に「自由」を求めているのだろうか。単に「束縛」から逃れているだけとしか思えない。
 とはいえ、それが悪いことなのかどうかは分らない。
 一度の人生をどう歩もうと人の勝手だし、ニューヨークに渡って良い結果が出るかも分らないし、悪い結果になるかも判らない。どちらの結果になっても、別の人生を歩んでいたらどうなっていたか、なんて分らない。。。

 しかし、単に「シガラミがない自由を求めて」というだけの理由で海外に行ってもロクなことはないことだけは確かである。
 結局、イーストビレッジの居酒屋で日本人だけでタムロして、日本語だけを話して終わりでしょう。(それが良いのか悪いのかは、個人の判断だが。。。)
 そういうヤツに限って、狭い範囲の世界を自慢するものである。
 「ニューヨークではさぁ~、、、」


(「報道をぼやく」)
 報道をぼやく アーカイブ


(引用)
もう日本はイヤ!NYに脱出する若い女性が増加 米紙が特集-世界からニュース:イザ!
10/15 16:17 この記事についてのブログ
 米紙ニューヨーク・タイムズは15日付で、「日本からの脱出」と題した特集記事を掲載、日本にない自由を求めてニューヨークに移り住む若い日本人女性が増加していると紹介した。
 記事は、1990年代はフリーターの若い男女がほぼ同じ割合で渡米してきたが、最近は男性が日本経済の回復で職を得られるため、割合についても女性が増えてきたと分析。日本では結婚して出産することを求められ強いプレッシャーを感じるため、「自由な街」ニューヨークへ逃れてきていると指摘している。
 3カ月から3年ほど滞在するケースが多く、東京の書店にはニューヨークのガイド本が並ぶ一方、マンハッタンのイーストビレッジには日本人女性が多く集まる居酒屋まである、としている。
 記事には、プロのダンサーを夢見る二十歳代前半の日本人女性らが登場。「両親はとても保守的で、私が日本人の男性と結婚することを望んでいる」「ニューヨークには自由がある」などとの発言も載せている。(ニューヨーク 共同)
(引用終)





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コメント (1)

確かに。アメリカには、日本人社会という、他の束縛があるみたい・・・ってのは、あちらに住んでいる友達の話で、何となく・・・。

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