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使えないクレジットカード

 このワタクシは日比谷の帝国ホテルの中にあるユナイテッド航空のカウンターにいた。

 ホワイトデーなんていう単なる商業主義には騙されないという不屈の根性を持っている(本当は、その一月前のイベントに縁がないので自動的にホワイトデーにも縁がないだけなのだが)このワタクシは、その日の夜の便でオーストラリアのシドニーに行くことになっていた(口の悪いやつは「ホワイトデーの夜からの逃避」なんて言っている)。つまりは、翌朝シドニーに着いたあと最終目的地であるニュージーランドのクライストチャーチまで乗るニュージーランド航空のチケットをユナイテッド航空のマイレッジによるフリーチケットに換券するためにユナイテッド航空のカウンターにいたのである。
 既に予約してある航空券を発券してもらうだけなので、ものの数分で終わるはずであった。
 税金のみの支払いは必要であることを、○○系の航空会社にしてはやたらと愛想のいい窓口の担当の男性が言った。二千数百円の税金を支払うのは、現金でもクレジットカードでもいいと言う。金額が金額だけに現金で、とも思ったが、いつもの癖で(使用金額上限がないことが前提の)(出かけるときには忘れてはいけない)某社のクレジットカードを差し出した。
 窓口の男性がカードの処理をしている間、手持ちぶさたのこのワタクシは、時刻表をめくったり、ポスターを眺めたりしていた。
 しばらくして、男性が、カードが使用できないと言う。実際のところこのワタクシはその数分前にも別のところで同じカードを使っていたので、そんなはずはない、というようなことを述べたのだが、実際にカードリーダーからの反応は使えないというものであった。
 繰り返すが、金額が金額なので現金でもよかったのだが、使えないという事実が気になったこのワタクシは、(他の客もいなかったので)電話機を借りて(出かけるときは忘れてはいけないカードを発行する)某社に電話を掛けさせてもらった。
 某社のシステムは(最近いろいろな会社でもそうではあるが)、オペレーターに繋がるまでに日本語と英語の案内を聞いた後、用件に関するボタンを押したり、カード番号を入れたりと、なかなか肉声と話すことができない。ようやく繋がったら、「しばらくお待ちください」ときた。
 待つこと約5分。ようやく繋がった。
 事情を説明すると、しばらくキーボードを叩く音が聞こえた後に、
 「弊社では安全上の理由で、無作為にカードでの決済をできないようにしています。その後お客様から今回のように確認のお電話をいただいて本人確認をすることで安全確認を行っています。
 と、オペレーターが極めて冷静に答えた。
 その結果、わずか二千数百円の税金の決済をカードで行うことができるようになったのである。

 しかし、よく考えてみると、もしこのワタクシが最初から現金決済をしていたら、次に初めて某社の(出かけるときは忘れていけない)カードを使うときは、間違いなくオーストラリアかニュージーランドであった。そこで使えなくなっていれば、(基本的に現金を持ち歩かず、カード決済を旨としている)このワタクシがパニックに陥ったのは間違いない。そして、多分そういう目にあった人も世界中に何人かはいるであろう。
 (出かけるときに忘れてはいけない)カードを発行している会社に文句はないが、他の安全確認の方法はないのか再検討願いたいものである。





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コメント (2)

えいこ:

まさに“怪我の功名”ですね~。

あおのり:

 まったくその通りです。

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