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掛からない電話

 部屋の整理をしていたら、どこかからかゲットした某航空会社系ホテルの無料宿泊券を発見した。

 詳細を見てみると、期限が2006年03月31日となっている。あと10日しかない。「無料」という言葉に弱いこのワタクシは、「無理やりにでも某航空会社系列のホテルに泊まってやろう」と思い、その無料宿泊券に印刷されている宿泊可能ホテルの中から、「これだ!」というのを見つけ出した。
 早速「104」に電話してそのホテルの電話番号を聞き出し、予約を取るべく電話してみた。
 ありがたいことに、そのホテルには十分に空きがあった。
 ところが、ホテルのフロント曰く、無料宿泊券を利用する宿泊は、無料宿泊券の裏面に記載されている某航空会社の受付窓口経由予約してほしい、とのことであった。
 そんな面倒な、、、と思いつつも、ホテルに空きがある以上たいした問題ではないので、ホテルとの電話を切って、受付窓口に電話することにした。
 最近(と言っても十ヶ月くらい前)引っ越した我が家には固定電話が無いので、携帯電話から掛けることにした。
 フリーダイヤルの番号に掛けると、「携帯電話からは繋がらない」という音声メッセージが流れた。確かに、こういうことは多い。そこで一般の電話番号に掛け直した。ところが何回掛けても話し中である。30分くらい経っても依然として話し中である。普通は電話が一応繋がった上で、音声で「少し待て」とか「あとで掛け直せ」とか言うもんやろ、と思いつつも掛け続けた。しかし、あまりにも埒が明かないので、「これはきっと一般の電話番号に掛けているから繋がらないに違いない」と考え、公衆電話からフリーダイヤルに掛けようとした。
 公衆電話なんでどこにあったっけと思いつつ、近くのスーパーの辺りまで歩いていった。さすがはスーパーである。昔懐かしい緑の公衆電話が置いてあった。早速フリーダイヤルに掛けてみた。すると、公衆電話からもフリーダイヤルには繋がらない、と音声メッセージが語っている。「そんなアホな」と思いながらも、仕方なく再び携帯電話から一般ダイヤルに掛けることにした。相変わらず繋がらない。。。
 再び数十分。遂に繋がった!! 事情を説明すると、一度ホテルに掛けてから折り返す、とのこと。
 ようやく事態がそこまで進行したことに安堵しつつ、家に帰った。しかし、待てど暮らせど電話は掛かってこない。そこで、もう一回こっちから掛けてみるかと思って、携帯電話を手に取った。う~む、なんとバッテリーが無くなっていて、そもそも電話として機能していない。要するに繋がらない電話のために数十回、いや数百回掛けまくったことがこの事態を呼んだことは間違いない。
 たぶん、某航空会社の受付窓口はこちらに電話してくれているに違いない。充電器を探せばよかったのだが、咄嗟に再びスーパーに向かった。おっと、今度は小銭が無い。100円のジュースを買って、お釣りは全部100円でください、とお願いして100円玉9枚を獲得。公衆電話から一般電話に電話する。繋がらない。これを再び数十回繰り返す。ようやく繋がる。しかし、音声メッセージだ。「少し待て」とか「あとで掛け直せ」とか言っている。それなら、「泣くまで待ってやろう」、と徳川家康の気分で待っていた。すると、ドンドン100円玉が消えていくではないか。ようやく人間の肉声を聞いたときには残り100円になっていた。そして、先ほどの担当者に繋いでもらっているうちに電話が切れた。その時、充電器を探して携帯電話で掛けていなかったことを神に感謝した。いくら通話料金を持っていかれたか分かったもんじゃない。
 再びジュースを買って、100円玉を9枚作る。掛け直す。繋がらない。繋がる。待たされる。金がなくなる。最終的に、国内のホテルの予約なのに、もう一つ電話番号が書いてあった国際予約に電話をしたらあっさり繋がり、事態を説明して国内の担当の方に繋いでもらった。そんなこんなで数時間を無駄にした結果、ホテルの予約を獲得したのである。
 電話が掛かりまくって商売繁盛なのは結構なことであるが、こんなサービスはありえない。。。

 このワタクシは、無料宿泊券を使って無料で宿泊するために、いくらお金を使ったのであろう。。。「無料」という言葉に騙されてタダで泊まろうと思ったのは間違いであった。おまけに、このやり取りで儲けたのが某航空会社やその系列ホテルであれば文句の言いようもあるが、儲けたのはあくまでも、VodafoneとNTT東日本である。。。文句の言いようもない。。。





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コメント (9)

こま@Xiamen:

声に出して笑ってしまいました。公衆電話で100円硬貨入れてつながらないとキレますよね...

Aonori:

 この航空会社の方々が自助努力で改善してくれるのを期待するしかありません。もっとも、無料宿泊券はこれ以上一枚もないので、このワタクシにとっては、今後改善されてもどうでもいい話ですが。。。

私設秘書:

自助努力という言葉はこの航空会社には存在しません。よくご存知ではないかと。。。

lin27:

この前某アジア大獄、あっ、違う、大国から国際電話で某航空会社の要約センターに電話いれたところ、「電話が大変込み合ってます。。。」などぶつぶつ言いながら、20分ぐらい待たされたことがあるんですよ。。。ヒドイ。
(ここで“某”航空会社はPさんが言っている“某”航空会社は同じ会社という気が。。。)

Aonori:

私設秘書さま、
 自助努力くらいはしてもらわないと。。。


Lin27さま、
 どうも文脈から外国の方とお見受けしますが、、、
・「大獄」と「大国」は「たいごく」と「たいこく」なので、ウケを狙ったつもりがウケになっていない。。。
・要約センターではなく予約センターでっしゃろ。
 多分、貴殿の某航空会社とこのワタクシの某航空会社は違う会社でしょう。。。
 いずれにしても、どちらもヒドイ話ですな。。。

 それから、Pさんはこのワタクシの別のブログの方の名前でしょう。。。

lin28:

Pさん

実はこのワタクシのネタですごいウケてたでしょう。。。正直に言ってください。

Aonori:

 まったくウケてません。
 あしからず。。。

しろのり:

まぁそれもC'est la vie...ですね。

あおのり:

 まったくです。。。

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