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体温計が壊れる

 『グリーンシート』というかなりくだらない文章を2001年に書いた。

 この話の題材となった人物は、物語の通り、兵庫県に帰って行きその後はあまり連絡を取り合っていない。
 その彼女から久し振りに連絡があった。いまだにPCが使えない(と思われる)彼女からのメールはいつも携帯メールである。
 「夜分にすいません」というタイトルのメールには、次のような文章が書いてあった。
「夜分にごめんなさい。熱出てきたみたいで計ろうと思って体温計落として割れて水銀出ちゃったんだけど、どうしたらいいのでしょう?ほっといて気化してそれを吸って朝になったら死んでたって事はないでしょうか?化学はまるでわからないもので…触っちゃいかん事しかわかりません…」
 状況は理解できるが、あまりに暗い文章である。。。体温計を割って朝に死んでいたなんてことはいまだかつて聞いたことがない。
 そもそも今時水銀の入っている体温計なんてあるのか??
 さすがにこのワタクシも専門的なことは分からないので、深夜にもかかわらず、このブログによくコメントを付けてくれるサオリさんに連絡した。サオリさんの実家は、お父さんが医者でお母さんが看護婦である。にもかかわらず、本人は出席日数が足りず、ギリギリで高校を卒業したという人生の落伍者である。(そんなことは、この文章にはどうでも良いことであった。失敬。)
 サオリさんは深夜にもかかわらず、お母さんを叩き起こしてくれて、回答をゲットしてくれた。
 そしてグリーンシートの彼女への回答。
「友人のお母さん(看護婦)に聞いたところ(よく体温計が割れるという現場に直面するらしい)、
 1) まず、体温計程度の水銀の量なら触っても気化しても問題なし。
 2) 捨て方としては、(一応は触らずに)何かですくい取って「燃えないゴミ」として処理する。
 なお、触ろうとしても、丸くなってしまって簡単にはすくえないらしいが。。。
 ついでながら、このワタクシの知人が新婚初夜に高熱を出し、ホテルまで医者を呼んだところ、体温計を口にくわえさせられたものの、どうもおかしいと思ったら、体温計が割れていて口の中に噴出したらしい。。。 が、彼はいまだにピンピンしています。」
 彼女からの返事。
「ありがとうございます!これで安心して眠りにつけます。水銀飲んだ知人の方はどうなったのでしょう?メールが噴出で切れておりまして気になるところです。」
 これだから古い携帯電話保持者の携帯メールは困る。。。
 面白いので、
「彼をその後見たものはいません。。。」
 、、、と返事しておいた。
 すると、
「水銀は口に入れないようにして、ひえピタと保冷剤でしのぎます。おやすみなさい」
 と返事がきた。

 彼女から聞いた話を元に『グリーンシート』を書いたのだが、今になって、どうも東京に対応できなかった根本的な原因は彼女にあるのではないか、、、という気がしてきた。

 なお、15分くらいで作ったので自分ではくだらないと思っている作品だが、最後の 「ホームゲームにはサヨナラ負けはない」の部分が結構好評で、「感動しました」なんてメールを送ってくる人が何人かいた。
 確かに話の流れ上は、(当然オチを考えて書いているので)「感動」してくれるとありがたいのだが、実は、、、ホームゲームで負けるときは、9回裏(もしくは、9回以降の裏の攻撃)でもがき苦しんで負けるわけで、そっちの方がつらいかもしれない、、、ということを忘れてはいけない。特にあの頃の阪神タイガースは、そんなホームゲームばかりであった。。。





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コメント (14)

ami:

昔、小学生の頃、学校を休みたくて水銀の体温計を炊飯ジャーのごはんの中に突っ込んだことがあります。。。

案の上、体温計はパリン、と音を立てて割れ水銀は炊きたてごはんの上にばら撒かれ・・・。

私は学校を休めるどころか、えらい怒られた上に、ご飯も食べられなかったのでした・・・><

Aonori:

うぎょ。衝撃的告白。。。
あまりの話に言葉を失っています。。。

きぬこ:

仕事中にさぼって師匠の文書を読むのが楽しみになっています。。

さすがに水銀体温計は使っていませんが、耳で「ぴっ」っとするやつにあこがれている私です。。。

Aonori:

 いやはや良い心がけですね~。ときどき、あまりに内容がクダラナイせいか、「仕事中に思わず吹き出してしまう」という苦情を言ってくる人がいます。あくまでも自己責任でお願いします。

私設秘書:

特に苦情を出した覚えはありませんが。。。

Aonori:

 苦情ではなく温情だっただけですな。(なんじゃそりゃ。うまくオチを付けられなかったわけです、ハイ)

まさか、家族構成だけでなく、、高校時代の出席日数が足らないことがバラされるとは、、、

ちなみに、私は仕事中にニヤケテルと言われ
職場でキモイと言われてしまいました。

Aonori:

 それは、ニヤケテいたからキモイのではなく、元々キモイだけでは。。。

訪問ありがとうございましたぁ。。。☆
私も昔、水銀体温計を割ったことがあります・・・
でもって中の水銀を手にとって手のひらでコロコロして遊んでました。。。

今考えると知らないってのはいい事だ・・・と思いますね。。。

Aonori:

 こちらこそご訪問ありがとうございます。
 実は、「丸くなってしまって簡単にはすくえないらしいが。。。」と書いてはみたものの、自分では経験がないので、ホントかな~と思っていました。
 実体験に基づくコメントありがとうございます。
 (それにしても、面白いブログを作られてますね~。)

私設秘書:

ご無沙汰しています。
久しぶりに名作を読ませて頂きました。

ところで文中に出てくるのご友人のさおりさんは最近こちらで見かけませんがお元気なのでしょうか?

栄子:

その昔、知人が“サヨナラ振り逃げホームラン”を達成したそうです。

もっとも、9回ウラ同点2死走者なしの場面で三振、振り逃げでファーストに走ると捕手が暴投、三振アウトと思い込んだライトとセカンドはベンチに小走りで戻ろうとしており、バックアップを怠り、ボールはそのままライトフェンスに向かって転々としていった、とのことです(^-^)

あおのり:

私設秘書殿、

>さおりさん

 ご質問されるまで、存在すら忘れていました。。。

あおのり:

栄子さま

 このワタクシ、プロ野球で「サヨナラ振り逃げ2塁打」を見たことがあります。

 9回裏2点を追う阪神の攻撃、既に2死ではあるものの、満塁。
 そこで代打に藤田平が出てきて、一打同点と思いきや、なんと三振。。。
 それをキャッチャーが後逸し、スタートを切っていたランナーが全員ホームインというサヨナラ勝ちでした。

 藤田平の晩年だったので、1980年代の前半だったとは思いますが、いかんせん昔過ぎて詳細は忘れてしまいましたが。。。

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