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ブリトニー、隠したり見せたり(写真付)

 妊娠中のブリトニー・スピアーズのヌード写真を表紙に使った月刊誌の広告が「刺激的すぎる」と腹部から下を隠す修正を求められた問題で、東京メトロは、一転して修正なしの掲示を認めたとのことである。

 当初、東京メトロ側は、「公共の場での掲載なので、原案のまま裸体で掲載すると、刺激が強いというお客様もいる。青少年保護の面でも問題がある」として、「お詫び」を盛り込んだシールで写真の下腹部周辺を隠すことで決着していたらしいが、最終的に、「あまり刺激性を感じない」として、原案通りの掲示を認めたということである。(どういうこっちゃ)




 
 正直、独身のこのワタクシには十分刺激的すぎるのだが、(このウブなワタクシのことはおいておいて)現実的に、この写真よりも露骨な写真のみならず映像が蔓延している現代社会において、この写真を見て「刺激的すぎる」なんて人はいないであろう(おっと、このワタクシを除いて)。
 逆にこの程度を隠すことによって、「妊婦のヌードはいかんのかっ」ということになりかねない。




 
 東京メトロの「事なかれ主義」も判らないではないが、それが裏目に出たという出来事のような気がしないでもない。
 いずれにしても、事を「刺激的」かどうかとするからややこしくなるわけで、広告としてその写真が必要であるなら使うしかないと思うのである。この写真、結果的に何も見せていないのだから。

 一方、「最後まで表現の自由を求めたことがこの結果につながった。東京メトロにも感謝したい」と言っている出版社側だが、こんなところで安っぽく「表現の自由」なんて言葉を使わないでいただきたい。金儲けが裏にありながら、自由なんて主張してもまったくもって陳腐である。

 

(引用)
<スピアーズさん広告>東京メトロが一転、無修正掲示認める
(毎日新聞 - 08月24日 22:01)
 妊娠中の米国の人気歌手、ブリトニー・スピアーズさんのヌード写真を表紙に使った月刊誌の広告が「刺激的すぎる」と腹部から下を隠す修正を求められた問題で、東京メトロは24日、一転して修正なしの掲示を認めた。再審査で「あまり刺激性を感じない」と判断したという。
 修正を求められていたのは、「ハーパース・バザー日本版」(エイチビー・ジャパン、本社・東京都新宿区)の広告。10月号の表紙で、おなかの大きなスピアーズさんが胸の前で腕を組み、ほほ笑んでいる写真だ。
 雑誌社とメトロは今月11日、おわびの書かれたシールを張って腹部から下を隠すことで合意していた。ところが、メトロは再審査の結果として、24日に「あまり刺激性を感じない」として、原案通りの掲示を認めた。
 毎日新聞が23日夕刊で報じたところ、賛否両論約40件の反響が寄せられたが、メトロは「報道とこの決定は無関係」と説明している。同誌の村上啓子編集長は「最後まで表現の自由を求めたことがこの結果につながった。東京メトロにも感謝したい」と話している。

livedoor ニュース - 東京メトロ「降伏」 ブリトニーのヌードそのまま掲載
米国の人気歌手ブリトニー・スピアーズさんのヌード写真の入った雑誌の広告が2006年8月28日から東京メトロ・表参道駅構内全面に掲載される。東京メトロ側は「刺激が強い」として修正を求め、ヌード写真の下腹部に黒塗りをして掲載することがいったん決まった。しかし、「妊娠している姿がわいせつなのか」などの批判を受けて一転、当初の「ヌード」で掲載することになった。
掲載に待ったがかかったのは『ハーパース・バザー』(エイチビー・ジャパン)10月号の広告。06年10月に出産予定のブリトニー・スピアーズさんが腕で胸を隠しているヌード写真が全面に載っている。東京メトロ・表参道駅に06年8月28日から9月3日まで掲載される予定だった。
しかし、この広告を審査した東京メトロ側は、「公共の場での掲載なので、原案のまま裸体で掲載すると、刺激が強いというお客様もいる。青少年保護の面でも問題がある」(広報課)として、修正を同誌に求めた。同誌は「雑誌の表紙はいわば当社にとって商品で、宣伝できなければ広告スペースを買った意味がない」として、別の体裁にはできないと主張した。協議の上、「お詫び」を盛り込んだシールで写真の下腹部周辺を隠すことで決着した。
しかし、マスコミ各紙がこの事実を伝えてから東京メトロのへの批判が殺到。06年8月24日午後3時半時点で「お客様センター」には40件を越える問い合わせがあった。メトロは批判を受け、急きょ黒塗りのない原案のままでの掲載を決定した。
「掲載前にこういった事態になるとは想像もしてなかった」
東京メトロ広報課は、
「掲載前にこういった事態になるとは想像もしてなかった。多角的な面で審査を改めることにした」
とJ-CASTニュースの取材に答えた。同社は、「クライアントのメッセージを歪曲して捉えられかねない」と修正撤回の理由を説明しているが、世論に押されて折れたのは間違いない。
実際、『ハーパース・バザー日本版』の東野副編集長は、
「主張が通り嬉しい。新聞、電波で取り上げてもらった結果、東京メトロも審査をもう一度してくれることになった。そういう意味でマスコミには感謝している」
と述べている。
編集者としては、広告が予定通り掲載されることになって胸を撫で下ろしているといったところだろう。しかし、ブリトニー・スピアーズさんのヌード写真をめぐるひともんちゃくで、かえって雑誌の宣伝になったともいえる。
2006年08月24日19時10分
(引用終)





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コメント (2)

ひまひま:

「刺激的」に思うかどうかは、個々の感性によると思うので、曖昧なものですよね。
初めて見ましたが、私には、ヌードそのものより、彼女の胸元のゴージャスな首飾りと、
左下の「新社交界セレブの秘密」という文字の方が目に飛び込んできます。
これだけで、どんな雑誌か想像できるし、
こういう雑誌とも、こういう雑誌を読む方々とも、自分は興味ないし縁がないだろうなぁ・・・
と、思うので、多分見ても素通りしてしまうかも。
そういう人も結構いるのではないでしょうか。

それにしても、妊婦というより、子供体型の人のように見えてしまうのは私だけ?^^;

ひまひま様、
 確かに、個々の感性によるところが多いと思います。それを、国家なりなんらかの機関の検閲の下で修正を加えすぎるのはどうかと思います。(最低限の規則は必要だとは思いますが)
 そんな事をやっている国ってやはりどこかおかしいと思います。(かつての日本も含めて)

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