あおのり世相をぼやく

　彼女は４日後に再び金を払ってブルガリアに帰るというハメになったらしいが、航空会社側は、「飛行機は寝るための場所ではない」と言っているらしい。

　確かに、飛行機は寝るという事を第一目的とした場所でないことはその通りなのだが、航空会社が公共輸送機関として利益を上げている以上、第一の目的である「乗客を安全に目的地に運ぶ」ということを果たしてほしいものである。
　むむ、とりあえず、「乗客を安全に目的地には運んだ」から義務は果たしているのか。。。
　いや、寝ている客がいたら起こして、目的地で飛行機から下ろすのも航空会社の義務という気がしないでもない。
　ちなみに、このワタクシ、ほぼ日常的に飛行機に乗っているが(参照：「Pancho de AONORI FLYING HIGH」)、飛行機は完全に寝る場所と化しているし、飛行機の中が最も熟睡できるという変わった人間である。

　それにしても、この少女、一体どれだけ寝まんねん。。。
　バスで寝過ごして車庫まで行ったとか(確かに、バスに閉じ込められたというのはよくニュースで聞く)、電車でちょっと先の駅まで行ったとか、というのはよくあるが、飛行機の場合は、入れ替えがあるので、次の乗客がドヤドヤ入ってきたら判りそうなもんである。
　自分の座席には誰も来なかったから判らなかったとでも言うのだろうか。
　それにしても、熟睡しすぎである。。。

　是非とも、マルタ航空の正式なコメントが聞きたいものである。

(「飛行機関連」コネタ)
　このワタクシ、旧ソ連をくまなく移動していたとき、言葉も判らないので飛行機が目的地に向かっているかどうかも定かでないという事が多かった。その時の唯一の頼りが、「自分の席には誰も座りにこないからこの飛行機で合っているに違いない」という信念であった。。。

　タイ航空では、離陸前の安全説明のビデオが流れるとき、ロゴ付きで「(床で)ゴロ寝禁止」と表示される。
　そんなヤツおらんやろぉ～。。。

(「コメントを得られない」関連)
　「コメントできない」　

(引用)
17歳少女、機内で眠ってしまい出発地にUターン | エキサイトニュース
[ 2006年09月03日 11時03分 ]
［ソフィア　1日　ロイター］　17歳の少女がマルタからブルガリアに飛行機で帰ろうとしていたが、機内で眠ってしまい、マルタにUターンしてしまうというハプニングが発生した。ブルガリアに到着した際、客室乗務員が機内で眠っている彼女に気付かなかったのが原因だという。
マリア・イリエワさん（17）は一人で旅をしていたが、この日、家族の待つソフィア（ブルガリア）に帰ろうとバレッタ（マルタの首都）からマルタ航空の飛行機に搭乗した。そして彼女は機内で眠りに落ちてしまった。
しかし目覚めたときにはもはや手遅れだったというわけだ。
マリアさんの母親はロイターに対し、「マルタ航空は『飛行機は寝るための場所ではない』と言うのです。機内のどこにノー・スリーピングと書かれたサインがあるのですか！あるのはノー・スモーキングのサインでしょ！」と怒りをあらわにした。なぜなら、ブルガリアに向かうための飛行機料金200ユーロ（約3万円）を再度支払わされたからだ。
マリアさんが家族とようやく会えたのはそれから4日後の木曜日だった。
料金の払い戻しを求めてマリアさん一家はマルタ航空を相手取り裁判を起こした。一方、マルタ航空からのコメントは得られていない。
(引用終)