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遣中使

 安倍新総理が早速中国(と韓国)を訪問した。

 政治の事などまったくど素人のこのワタクシなので、その意味というものはよく判らない。
 少なくとも、時代とともにより重要になってきたアジア外交において、前総理の残した土産(というか地雷)をまず処理しないといけなかったのだということだけはよく判る。
 戦後の大多数の歴代総理が、総理になるや否や、まるで参勤交代というか、遣米使というかのごとくアメリカ詣していたのも時代ならば、中国詣も時代なのだろうか。
 新総理がどこに行こうと、それはその時の政治や外交の必要性に応じてのことなのだろうが、国がどこであっても、こちらから出張っていかないといけないというのがこの国の宿命なのだろうか。
 そういえば、昭和天皇の大葬の礼のとき(1989年)、弔問外交と称して世界各国の国家元首クラスが先を争って日本に乗り込んできたものであった。ひょっとすると、あのときが日本の頂点だったかもしれない。

 しかし、北朝鮮の核実験が新総理の訪中よりあとであったというのは、単なる偶然のような気がしない。先にやられていたら、日中首脳会談どころではなかっただろう。
 それだけではなく、偶然ではないような事態が続いたような気がする。
 あれだけ中国批判を繰り返していた新総理が、訪中直前の国会で質問されると、村山談話を肯定してしまった。(そんなアホな。身内でも怒るで。。。)
 そして、中国批判を繰り返していた新総理を、中国側では国家のNo.1~No.3までが出てきて大歓迎である。挙句の果てに未来志向の共同文書まで出している。日中間の共同文書なんていつ以来だ? おまけに初めて出てきた素人総理との間で、あの中国がそこまでやるのはなぜなのだろう?

 まったく政治オンチの推測でしか過ぎないが、中国は北朝鮮の核実験の実施を知っていたのではないのだろうか。
 日中首脳の対話もないまま北朝鮮の核実験が行われると、実は困るのは中国であったのではないのか。
 北朝鮮が核実験を行うと、国連は制裁を行う。
 国連が制裁を行うと一番困るのは隣国の中国(と韓国)である。国連が制裁して、食料も物資も滞ると、北朝鮮からは今まで以上の脱北者が溢れかえるに違いない。
 そうなる前に、中国は、アジアで最大のアメリカの同盟国である日本と握っておく必要があったのではないのだろうか。今後の中国の対応に関して、アジアの一員である日本を通じてアメリカに口を聞くということが必要になることを想定しているのかもしれない。
 ひょっとしたら、中国は北朝鮮に対して、「日中首脳会談までに核実験をやったら、いてまうぞ」くらい言っていたかもしれない。(それを言えるくらいなら、そもそも「核実験をやるな」とも言えそうな気もするが)
 そうとでも考えなければ、今回の訪中そのもの、またその結果については素人には理解できない。

 理由はどうあれ、現在においては世界に最も影響力のある国一つである中国と首脳レベルで仲良くなれたのは良いことなのだろう。





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