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夢と時間に裏切られた男

 槇原敬之(37って、あの顔で年下かいっ)作詞・作曲の「約束の場所」(歌・ケミストリー)の詞の一部が「銀河鉄道999」のセリフを無断使用していると、松本零士が大層お怒りである。

 問題となっているのは、歌のサビの部分の「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」という部分のようだ。
 何を隠そう、このワタクシ、大の銀河鉄道999ファンかつ大のメーテルファンで、いまだに実家にはメーテルの等身大のポスターがが貼ってあるくらいである。ちなみに、メーテルと一緒に「機械の身体」を手に入れに行くためにこのワタクシはいまだに独身なわけである(おっと、話がそれた)。なお、さらに話がそれるが、中学校三年生(1981年)のときに、映画版「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」を彼女と見る約束をしていたのに、約束の時間と場所に彼女がやって来なかったとき以来、人間の女性は信用しなくなったのである。せっかくだから、このネタで「約束の時間と場所」(作詞・あおのり)で売り出したいくらいである。

 というように銀河鉄道999によって今の人格の大部分が形成されているこのワタクシは、このケミストリーの歌のサビの部分をテレビで聞いた瞬間に、25年前の彼女の来ない暗い映画館にタイムスリップしてしまったのである。。。 自分の意思とは関係なく、突然銀河鉄道999がらみの事を聞いたり、見たりすると、どうもあの瞬間にタイムスリップしてしまうわけである。そして、来なかった彼女をなぜかタケカワユキヒデが連れ去ってしまうのだが。。。
 また話がそれるが、先日、諸般の事情で新北九州空港を利用したのだが(参照:「ぱんちょな恋の物語:奇跡なんて普段は信じないが。。。(1)」)、なぜかメーテルの等身大のマネキンを発見! あまりに急いでいるにも関わらず、その場に数秒立ち尽くし、25年前のシーンが脳裏をよぎり、タケカワユキヒデが立ち去るまで、その場から動くことができなかったことは言うまでもない。もう少しで、飛行機を乗り過ごすところであった。

 (話がそれまくっているが、、、)
 要するに、パクったかどうかは知らないが、明らかに似ているのである。
 世の中に似た言葉なんていくらでもあるだろうし、まったく知らなくて自分で思いついたのかもしれないし、出展は知らないがどこかで記憶に残っていたのかもしれない。
 とはいえ、この銀河鉄道999の根幹の部分であるような言葉が、ケミストリーという有名歌手に有名ソングライターが提供した歌のサビの部分に、ほぼそのままのフレーズで登場すると、事情のよく判らないこのワタクシでもさすがに「あれっ?」と思ってしまうのである。
 
 もしパクっていたとしたら松本零士の「現段階では、著作権侵害をめぐる訴訟やCM曲使用差し止めなどを求めるつもりはなく、詞の「出典」を明示することなどを求めている」という大人の対応には感心である。
 しかし、もし槇原敬之が自分で思い付いていたのなら、どうなるのだろう?
 それでも後から思い付いた方が悪いのだろうか?
 本当にパクっていたら、大々的に出すような歌に使わないような気もするし。。。

 実は、このワタクシも、「自分が猫である」というような内容の小説をかなり前に思い付いているのだが、同じような小説が本屋に行けば必ずあるので、いまだに執筆できずにいるのである。。。


(引用)
松本零士氏、槙原敬之に歌詞パクられた
(日刊スポーツ - 10月19日 10:01)
 「宇宙戦艦ヤマト」などで知られる漫画家松本零士さん(68)が、シンガー・ソングライター槙原敬之(37)作詞・作曲の曲「約束の場所」(歌・ケミストリー)の詞の一部が「銀河鉄道999」のセリフの無断使用と主張していることが18日、分かった。訴訟などは考えてないが、槙原の謝罪を求めており、今後の双方の出方が注目される。
 松本さんが無断使用と指摘したのは、歌詞の「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」というサビの部分。「約束-」は女優長沢まさみが出演するCMにも起用され、この部分が流れている。松本さんは、この詞が「銀河鉄道-」に使った「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」と合致すると主張している。
 「銀河鉄道-」は77年に連載が始まり、78年にアニメ化。79年に映画化もされ、このセリフは単行本(21巻)に収録され、映画でも使用されて、ファンの間では名セリフとして定着している。
 CM曲の歌詞が似ているとの指摘を受けた松本さんは、槙原側に電話をかけ、本人と話したところ「最初は(盗作と)違うと。話してるうちに『記憶に残っていたのかもしれない』と言いだした。ならば文書で謝罪してくれと言うと、できないと言った」という。その後、レコード会社社長らが松本さんを訪ね、謝罪した。しかし、松本さんは槙原が同席しなかったことを不快に思い「創作家同士のプライドの問題。男同士なら分かってほしい」と本人の謝罪を要求した。
 松本さんは「ここ10年ほど、私の講演テーマとして、若者に何度も何度も語りかけてきた言葉を、第3者によって世間に紹介されるのは腹が立つ。謝罪さえあれば、今からでもいい」としている。現段階では、著作権侵害をめぐる訴訟やCM曲使用差し止めなどを求めるつもりはなく、詞の「出典」を明示することなどを求めている。
(引用終)





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コメント (3)

後輩:

 大のマッキーファンの先輩だけに、ちょっとぼやきがなまぬるい気がしないでもないですが。
 ネット上では、「こんなので盗作って言っていたら、、、」という意見も多いのですが、そんなこと言っていたら何でもできてしまうので、やはり最初に思い付いた人を保護すべきではないのかと思います。

lou:

あたしは銀河鉄道999を、「懐かしのアニメ特集」のような番組でしか見たことがありません。
なので、このフレーズも初めて聞きます。
こういう問題って、難しいですね。

自分で思いついたと思っても、昔の作品から調べたら 何かしら似ているものがありそう。

こま@厦門:

「彼女をなぜかタケカワユキヒデが連れ去ってしまう」というクダリに大うけしてしまいました(笑)。なぜなのでしょうね??

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