フセインの処刑を真似た子供たち
フセイン元イラク大統領の絞首刑のまねをしていたりして、世界中で子供が７人死亡したということである。(そんなアホな。。。)
「真似る」ということは見本があるということなわけで、処刑の様子が密かに撮影されたうえに、インターネットやテレビで流されたことの罪は大きいような気がする。
もっとも、、、人を殺すシーンなんて、テレビドラマや映画で日常茶飯事に行われているので、ニュースになっていないだけで、メディアの影響で命を落としている子供も少なくはないのかもしれない。
何を隠そう、このワタクシだって、小学生のときに仮面ライダーに成り切ったつもりでいたために、向かうところに敵はまったくいなかった(と思い込んでいた)。
その思い込みのまま、仮面ライダーごっごをしていて公園の砂山から飛び降りたら大怪我をしてしまったのである。命を落とさなかっただけよかったのかもしれない。
今回のフセイン元大統領の処刑の盗撮は特別としても、一般的な殺人シーンのメディアでの規制なんてできるのだろか。
報道・言論の自由とその規制の境界線なんてないような気がする。
最終的には、規制ではなく、マスに対する情報公開手段を持っている企業・人の道徳でしかないのかもしれない。
「規制」と大げさにすれば、隠れて見たくなるのが人間である。。。
(引用)
フセイン処刑まねるなどして世界中で子供７人が死亡
【ドバイ８日】フセイン元イラク大統領の絞首刑の様子がひそかに撮影され、その映像がインターネットやテレビで流れたが、この処刑のまねをしていたりして、世界中で子供が７人死亡したことが分かった。
最も最近の死者は、サウジアラビアの１２歳の少年。テレビで処刑の様子を見たこの少年は７日、いすの上に乗って首にロープを巻きつけ、それをドアに掛けるなどしていて死亡した。イエメンでは、木につるしたロープを首に巻きつけるなどして友達と遊んでいた少年が、誤って死亡した。同国のサウジとの国境地帯でも少年１人が同様にして死亡。また、パキスタンでも、姉の助けを借りて処刑のビデオのまねをしていた少年が死んだ。さらに、米国とアルジェリアでも処刑をまねて遊んでいた少年が死亡した。
インドでは１５歳の少女が、首をつって死んだ。両親によると、この少女はテレビで処刑の様子を見た後、非常に落ち込んだ様子でその日は食事をとらず、翌日、抗議のために首をつった。少女は「愛国者が処刑された。フセイン元大統領が処刑の際に味わった苦しみを体験したい」と話していたが、両親は真に受けていなかったという。〔ＡＦＰ＝時事〕
(引用終)
