フットボールで結婚式をキャンセル
アメリカ・ニューオーリンズで、13日に結婚式を挙げる予定のカップルが悲鳴を上げているらしい。
なんと、同じ日の同じ時間に、フットボールのニューオーリンズ・セインツがルイジアナ・スーパードームで試合をすることになったからである。
新郎・新婦宛には、既に20人以上から欠席の連絡があったようだ。
2005年に洪水被害を受けたニューオーリンズでは、ようやく本拠地のスーパードームが再開業しただけでなく、そもそもプレーオフの二回戦を本拠地で迎えること自体が初めてなのである。(二回戦は、基本的にディビジョン優勝チームのホーム)
つまり、災害からの復興、及び地元チームの奇跡的な勝ちっぷりから考えて、この試合の開催時間は、スーパードームに行くかどうかは別として、少なくともテレビの前にはいないといけない瞬間である。(阪神大震災直後のオリックスの初優勝のようなものか)
ところが、この試合が、この日のこの時間に地元で行われるなんてことは、ごく最近になるまで判らなかったというのが不幸始まりだ。
チケットを持っていたという新郎新婦の付添い人は、600ドルもするチケットを手放すハメになったようである。
しかしだっ、よくよく考えてみれば、プレーオフの二回戦の日なんて、セインツが出るかどうかは別として、シーズン前から決まっているのである。
本当のファンであれば、そんな日に結婚を予定をしてはいけない。仮に応援しているチームが弱小チームであってもである。
1992年の夏、ある男から結婚招待状が届いた。
なんとその結婚式の日は、秋の日本シリーズの第一戦の日であった。その男は熱狂的な阪神ファンであるにもかかわらずである。
いくら阪神が弱小とはいえ、日本シリーズの頃のスケジュールは空けておくべきというのがファンというものであろう。
おまけに、、、その年、なぜか阪神は強かった。あの暗黒の１０年(1990年代)の中では特異的に強かったのである。普通にやっていれば優勝は間違いないという流れであった。
ちなみに大阪で働いていたこのワタクシは、残り１４試合となったところで、阪神の残りの試合がほとんどロードになったことから、会社を無期限で休んだのである。関東の試合は全て会社を休み、ナゴヤと広島にはフレックス退社で球場に駆けつけていた。
結果的に優勝を逃すことになる。。。
結果から見ればこの男の判断は間違っていなかったのだが、このワタクシとしては、あの男は中途半端な阪神ファンであるといまだに思っている。
その年の日本シリーズ第一戦の朝、このワタクシは西武球場に行くために取っていた飛行機に乗って、東京の結婚式会場に向かったのであった。
（フットボールのはずが、阪神をぼやいてしまった。。。）
(「阪神タイガース」をぼやく)
「阪神タイガースをぼやく アーカイブ」
(引用)
Wedding guests cancel for Saints game from Yahoo! News
AP - 2 hours, 18 minutes ago
NEW ORLEANS - Tara Chauffe understands she'll have some competition on her wedding day. She's getting married in New Orleans Saturday evening, the same time the Saints will be playing the Philadelphia Eagles in the Superdome. Chauffe says she's already had a dozen guests who've canceled because of the playoff game.
(引用終)
