あおのり世相をぼやく

　ユニオン・スクエアに人々が集まって、まくらで殴り合うという、考えようによってはまったく意味のない大会のようだ。(参照：「Mass pillow fight」)
　ルールは、「まくらは軽く振り回し、まくらを持っていない人やカメラを持っている人を襲ってはいけない」というものらしい。
　記事に付いているビデオを見る限り、戦っているというよりは、単にみんなでワイワイやっているという感じがする。「寒い冬を吹き飛ばす」のが目的のようだが、これで吹き飛ぶほどニューヨークの冬は甘くはないだろう。

　そもそもだっ、、、まくらで戦うというのは、我々日本人の専売特許であるはずである。
　なぜだか分からないが修学旅行の夜はまくらを投げずにいられないというのが、日本人のＤＮＡに脈々と受け継がれてきた精神である。
　我々のまくら投げというのは、アメリカのまくら合戦の比ではない。
　まくらを持っていなくても、カメラを持っていても、徹底的に打ちのめしたはずである。

　今こそ、まくらを使った本当の戦いを彼らに教えてやろうではないか。
　来年には新ルールで合戦が開催されるよう、当局(？)に働きかけたい。(このくだらない企画来年もあるのか？)
　ひょっとすると、「まくら投げ」は「寿司」以来の大輸出になるかもしれない。

(引用)
Mass pillow fight
Feb. 26 - New Yorkers brought forth their inner child with vengeance in a massive public pillow fight in the heart of the city.
Hundreds gathered to take part, pounding each other with soft pillows, amid clouds of fluffy feathers shining in the sun.
The rules for the Union Square pillow fight were simple - swing lightly and don't go for people without pillows and or holding cameras. But at the dead center of the pillow fight maelstrom, the swing lightly rule seemed to fly away with the feathers emerging from the spent pillows, as New Yorkers beat away their winter blues.
(引用終)