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ライオンズ踏んだり蹴ったり。。。

 今から思えば自分の生きている世界は狭かったものである。

 小学生のときに、家で購読していた新聞(読売新聞でなかったことだけは確かである)の朝刊の一面にデカデカと書いてあった「クラウンライターライオンズ、西武ライオンズに」を読みながらボクは思った。
 「にしたけ」になるのか、「にしてつ」にまた近づいたな、、、と。
 あの頃、電車といえば、近鉄、阪神、南海と大阪市営地下鉄くらいしか知らなかったボクは、「西武」なんていう鉄道会社も知らなければ、埼玉という土地も知らなかったのである。埼玉どころか、東京ですらどの辺にあるのかあまり知らなかったかもしれない。
 いずれにしても、ライオンズは九州から関東に移動し、我が阪神のスター選手であった田淵まで埼玉に移った。
 つまり、子供心のボクは、田淵は異国にでも渡って行ったような感覚を持ったのである。

 ボク自身が成長するにつれ、さすがに西武という企業の凄さは判ってきた。
 もちろん、西武だけではなく、読売というメディアの凄さも判ってはきた。
 そして、さらに何年か経ち世紀が変わると、今度は、噂だけではなく事実として、西武や読売の親玉はひどいヤツであったことが露呈した。
 さらに数年経つと、西武という組織は、裏金を撒きまくっていたことが明らかになった。

 、、、というような事を、グッドウィルグループの偉い人も、ボクと同じ時代に見てきたはずである。
 そのグッドウィルという名前が、西武ライオンズの本拠地に冠されている。おまけに、ライオンズの二軍のチーム名称はグッドウィルだ。。。

 悪いときには悪いことが重なるもので、裏金問題で大騒ぎすると、ライオンズの成績もひどいことになっているし、挙句の果てに、救世主のグッドウィルが、ライオンズのイメージをさらに低下させている。

 栄光の西鉄ライオンズ、
 黒い霧、等々、、、
 ライオンズ迷走、、、
 移転。。。


 栄光の西武ライオンズ、
 裏金、等々、、、
 ライオンズ迷走。。。
 このあとどうなるのだ?





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