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酔っぱらい女、車で滑走路を爆走

 アメリカ・コロラド州のグランドジャンクションの空港で、酔っ払って車を運転していた女がフェンスを突き破って空港内に侵入し滑走路を爆走したらしい。

 滑走路を人や車が爆走するってことは時々ニュースになる(参照:「滑走路横断で羽田空港2時間閉鎖」)のであまり興味も無く、空港の警備をしっかりしてくれとしか思わない。

 いきなり話は変わるが、幸か不幸か、若い頃から世界の隅々まで行くような仕事をし続けた結果、仕事以外では海外に行きたくないと思い始めたのが10年くらい前である。それでもまだ行き続けているが。。。
 そりゃ、例えばパリなんて一生に一回でも一週間くらい行ければ良いのに、月に2回とかを何年も続けてしまうと、もうどうでもよくなってきた。そんなペースで行った所が世界中に散らばっているので、もうコリゴリである。
 で、あるとき、世界の中のまだ行っていないところで、本当に行きたいところを考えてみた。
 国レベルで考えると、ほぼ全制覇しているので、ピンポイントで考えてみたのだが、どうしてもサイズの大きい国の方が、その国の中での行き残しが多いのは否めない。
 とりあえず、国別で考えたところ、アメリカの場合、「マウント・ラシュモア(大統領の顔の彫刻のあるところ)」と「グランド・キャニオン」と「フォー・コーナーズ(四州が直角に交わっているところ)」には行っておきたいと思った。
 ちなみに、それ以外で頭に浮かんできたのは、世界的に考えても、イースター島のモアイ像くらいしかなく、もう一回行きたい所は幾つか浮かんできた。

 実は、「マウント・ラシュモア」には何回も行こうと試みたのだが、時間的な制約もあったりしていつ実現するか判らない。
 一方、「グランド・キャニオン」と「フォー・コーナーズ」は比較的近いので、まとめて行こうと考え、2年前に乗り込んだ。
 そのとき、今回の酔っぱらい女の暴走があった「グランド・ジャンクション」(コロラド州のほぼ西の端)まで行ってレンタカーで走ろうと思ったのであった。
 結果的には、「グランド・ジャンクション」より、もっと「フォー・コーナーズ」に近く、コロラド州の南西の端に位置する「デュランゴ」という街から車で走ることになった。

 ってことを、今回のニュースを聞いて思い出した。

 以上。
 
 、、、では面白くないので、ここからいきなり紀行文に変わる。


 デンバー発朝一番の飛行機に乗ったこのワタクシは、Dash-8というプロペラ機に乗って、



デュランゴに着いた

朝日が眩しい

空が青い

 空港で借りたレンタカーに乗って、畑の中の道を進むと、ちっぽけなデュランゴの街をアッという間に通り過ぎ、ドンドン西へと走る。




 かなり走ると、「メサベルデ国立公園こっち」という看板に思わず気を引かれてそちらに向かってしまった。急ぐこともないので。。。



入場料を払って中に入ると、こんな風景が

 とにかく公園がでかいので詳細は省く。
 とはいえ、このワタクシが最も強烈な印象を持ったのは、昔の人間が住んでいた建物である。

こんなのとか
こんなのとか
 スケールが大き過ぎるので、写真では判りにくいが、ビルのような形をした岩の住居のサイズは、下手な賃貸アパートよりはでかい。  一体全体、なぜこんな超巨大な洞穴のようなところに、こんなでかい建物を作って住んでいたのだろう?
ちょっとズームアウト
もっとズームアウト

 おいおい結局何時間いたのだ?
 先を急がなくては。



こんな道をひた走る


なんか見えてきた
意味不明である
遠くにも妙なモニュメントが見える



そして、、、遂に来ました、フォー・コーナーズ


緊張高まる
ジャ~~~ン

 もう昼前だ。
 とりあえず、先を急がないとまずい。
 


ひたすら走る


また何かあるぞ
こっちにも
こっちにも
まだまだ走る
これは少し妙な形をしている
近付いてみた
 あとで調べたら「メキシカン・ハット」というモニュメントであった。  肝心のハットの部分はもうすぐ風化しそうな感じがしないでもないが。。。

 ゆっくりしていられない。

まだまだ走る

日がかなり傾いてきたぞ
また何かある

 実際には、ここにアップしていない無数のモニュメントがあった。さすがに途中で飽きてきた。とはいえ、モニュメントがなくて単なる道だけだったら寝ていたに違いない。



そして、遂に!


もう日が暮れるぞ。。。

とりあえずグランド・キャニオン満喫



日が暮れる



流れ星!!
   

 さらに真っ暗な夜道を数時間走り、ようやく宿泊予定地であるアリゾナ州のフラッグスタッフに着いた。
 走行距離は2000キロに迫ろうとしていた。どだい、一日でこれだけの車移動は無茶だった。


 翌朝、フラッグスタッフの街を少し回ろうとしたら、
 なんと、自分の走っている道がかの有名なルート66だった!

そして空港

 その後飛行機を2回乗り継いでサンフランシスコに。

旅の最後の朝は名物の霧だった


(引用)
酔っぱらい女、車で空港に侵入、滑走路を爆走
[米コロラド州グランドジャンクション 29日 AP] 酔っぱらって車を運転していた女が28日未明、グランドジャンクション地方空港のフェンスを突き破って港内に侵入、滑走路を爆走した。車は空港の電子機器に衝突、停止した。
米交通安全局によると、事故が起きたとき、離着陸する航空機はなかった。
飲酒運転などの容疑で逮捕されたのは、ジャミー・ボーデン。
空港関係者は「車は道路から外れて、フェンスを突き破って、猛突進してきました」と語った。
同空港はデンバーの西約310キロにある。
(引用終)





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コメント (6)

あおのり様

空がすごくキレイですねぇ~!

ひまひま:

素晴らしい所ですね!
行くのに大変そうですが・・・(汗)

冒頭の岩の住居跡は遺跡なんでしょうか?
そういえば、アメリカでの遺跡の話って
あんまり聞いたことない気がします。

PASSER BY:

あの奇妙な岩群はビュートと呼ばれるものかもしれませんね。
このあたりでよく見られる地形で、地層の特に硬い部分だけが侵食されずに残ったものです。
グランドキャニオンの侵食が究極的に進んだ段階とも言えるかもしれません(笑)

あおのり:

ハットトリックさま

 確かに。
 湿度の違いが、このような日本とはちょっと違う空の色を出しているのでは、と思うところです。

あおのり:

ひまひまさま

 ストーリー展開上、すっとぼけて文章を書きましたが、「メサベルデ国立公園」では、西暦500年ぐらいから1300年ぐらいまでにこの地で生活していた先住民族の住居跡が見学できます。
 アメリカ考古学上、相当重要な遺跡のようです。

 それから、そのあとの写真にある奇岩群は、「モニュメントバレー」というところで、多くの西部劇の舞台となった場所のようです。

あおのり:

PASSER BYさま

 大変勉強になりました。
 確かに、改めて調べてみるとビュートと呼ばれるものでした。
 周りで偉そうに説明しようと思います。

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