アメリカ合衆国の公用語
ロサンゼルスの街角のファーストフード店。
 ファーストフードという割にはトロトロとオーダーを取っている。
 おまけに、列に並んでいる客の話している言葉は、ほとんどスペイン語である。
 スゴイのは、店員もキチンとスペイン語で応対していることであった。
 というか、多分、店員もメキシコかどこかからの移民なのだろう。
 ようやくあと二人となった。
 このワタクシの前でカウンターに到達した白人の男性がオーダーしている、英語で。
 通じない。。。
 何度言っても通じない。
 たかが(と言うのは失礼だが)ファーストフード店のメニューが通じないのである。
 白人の男性は頭を抱えている。
 このワタクシよりも後ろに並んでいるラテン系の人々から、「早くせんかいっ、われっ」というようなスペイン語の野次が飛んでいる。このワタクシも理解できないが、間違いなくそう言っていたであろう。
このワタクシは、もう少しでオーダーできるところまで行っていながら、ソッと店を出た。
追記)
 このファーストフード店は、ファーストフードの割にはオーダーが難しいサブウェイであった。(念のため)
 それにしても。。。



                






