あおのり世相をぼやく

　郵便を出す際に、どれくらい時間が掛かるのか聞いてみると、普通郵便で翌日の午前中配達、速達(４△０円、正確な金額は忘れた)で翌朝配達という。
　なんとか今日中に届けることはできないかと聞いたところ、超特急(1,400円)で送れば夕方には届くとのことである。
　ハタと考えて見たところ、送り先の恵比寿(渋谷区)は、後楽園から地下鉄で190円(往復380円)であり、所要時間もたかだか20分である。これなら持って行ったほうが安くて早い。
　結局、翌朝にしか着かない速達や自分で持っていくより高くて時間の掛かる超特急はやめて、自分で運ぶことにした。
　もちろん、世の中の人は忙しくて持っていく余裕があまりないから郵便局に頼むのであって、いくら高くても仕方はないと思うものの、ちょっと高過ぎまっせ。
　全国一律の値段だから数百円の速達で恵比寿にも札幌にも送れるというのはありがたいが、せめて同一市内(＆特別区内)くらいは、もうちょっと安くしていただかないと、みんな持っていき始めまっせ。

　郵便局によると、「時間が掛かるのは、本局ではないから」とのことで、本局に午前中に出せば速達で当日届けられる可能性もある、とのことであった。また、同じ本局の管内なら午後でも当日配達できる可能性もあるらしい。(どうして不確かな言い方しかできないのだろうか)
　もし民間ならこんな配送会社は二度と相手にしないであろう。

　恵比寿に着いた。
　場所がよく分からなかったので駅前の交番で聞いてみた。場所はよく分かったが、もし郵便局(本局)が近かったら、そっちに持っていったほうが都合が良い。金は余分に掛かるが、このワタクシが人知れず郵便受けに入れるより、郵便屋さんが(同一管内ということで)今日中に「速達で～す」と言って持っていってくれたほうが、相手に与えるインパクトははるかに大きい。
　なにしろ天下の恵比寿である。本局の一つくらいあるだろう。
　交番の巡査は、本局は渋谷の宮益坂にある、と言う。確かに見たことがあった。しかし、渋谷区に本局が一つしかないとは思えないので、他にはないのか聞いてみると、「ない」とのことである。(このワタクシの住んでいる文京区でも二つあるのに、より人口の多い渋谷区に一つとはまったく不思議である)
　恵比寿からまた山手線に乗って渋谷に行くよりは現地に向かったほうが当然早い。
　相手先の郵便受けにひっそりと書類を入れたこのワタクシは、また地下鉄に乗って家に戻った。
　
　数日後、幡ケ谷に用事があったので行き先の場所を確認するために特別区の地図を見ていたら、行き先は代々木局という郵便局(本局)のすぐ近くであることが分かった。そのときは気付かなかったのだが、現地に行ってみるとそこは渋谷区であった。。。
　警察もエエカゲンなもんやで。
　(確かに、代々木局があることを巡査に教えられてもそのときはまったく意味はなかったが、｢ない｣と言い切る以上、代々木局はあってはいけないのである)
　もし民間ならこんな警察は二度と相手にしないであろう。