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なんで泣くねん

 今日はマンデイ・パリーグの日だったので、たまたま東京ドームを訪問している近鉄を見に行こうと東京ドームに行った。

 勝ち負けを気にしなくていい試合は、見ていても精神的に楽である。
 とりあえず三塁側の内野C席を買った。お盆休みシーズンのせいか、近鉄が首位だからか、どういう訳か分からないが、外野席は試合開始前からレフト側・ライト側とも満席であった。
 東京ドームの北側に住んでいるこのワタクシは、後楽園駅の改札の前を通り、陸橋を渡って、球場のバックスクリーンの外側あたりに最初に到着する。
 すぐにチケット売り場がある。読売戦のときはそのチケット売場では外野席のチケットしか売っていないのだが(単に内野席は売り切れているだけかもしれない?)、日本ハム戦のときは内野席のチケットも売っている。
 実はそこから内野席の入口までが遠いのである。レフトスタンドの後方辺りをかなり歩き、ちょうど三塁ベース辺りの外側でようやく中に入れるのである。どういう訳か、内野席のチケットを買った人間を、チケットを買ったすぐ隣にある外野席に近い入口からは入れてくれない。中では繋がっているのにかかわらず。
 指定されたゲートからようやく中に入ると、今度はもう一度レフトのポールの辺りまで歩かされる。結局、家から球場に着く時間より、球場のチケット売場から座席までの方が、より時間が掛かるのである。

 このワタクシにとって、試合を見ているといっても、このカードの場合は、眺めているという感じである。(某チームの試合のときは、一球一球見逃すこともなく、いちいち判定に文句をつけたり、ヤジったりしているだが。。。)
 時折、子供がおいしそうなソフトクリームを舐めながら前を横切っていく。(某チームの試合のときは、前を横切ろうものなら「どかんかいっ、われっ」と怒鳴りつけていることはいうまでもない。。。)
 むしょうにそのソフトクリームが食べたくなった。(注:ソフトクリームはこのワタクシが食べれる数少ない乳製品の一つである。ただし、乳製品度数が高いとすぐに吐き出してしまうが)
 4回表の近鉄の攻撃が終わったところで売店に向かった。
 またまたレフトのポールの辺りから三塁ベースの横辺りまで歩いて行った。その辺りに、スタンドの下に位置する売店に通じる出入口がある。
 KFCがあったり、(日本ハム戦にもかかわらず読売グッズを前面に並べた)売店があったりするのだが、肝心のソフトクリーム屋はどこにもない。ドンドン進んでいく。
 ようやく見つけて、チョコレート・ソフトクリームを買った。
 目の前にスタンドに通じる出入口があったので、チョコ・ソフトを舐めながらチケットを見せて入ろうとすると、係員のおねえさんに極めて冷静に「このチケットですので、36通路から入ってください」と言われた。そこは25通路であった。
 近鉄5回表。打席にはこの回の先頭打者として主砲中村が入っているのがバックネット越しに見える。結局、ソフトを求めてバックネット裏まで歩いてきていたわけである。
 近鉄の試合を見に来て中村の打席を見逃すほど愚かなことはない。36通路まで歩いて行ったら中村の打席が終わってしまう。
 おねえさんに、「ちょっと通してえな。バックネット裏で見るわけちゃうんやから」と言ってみたが、「決まりですので」とけんもほろろである。世の中にはしょうもない決まりが多過ぎる。
 「なんであきまへんねん」と向学のために聞いてみたら、いきなりおねえさんは走り去って、別の少々年上の男性係員を連れてきた。
 そんな大袈裟な話でもないのだが。
 係員は長々と説明を始めた。(まったく説明になっていない説明であったので、バカバカしいからここでは割愛する) 
 説明はいいので中に入らせてほしかったのだが、要するに36通路まで行けということであった。
 突然大歓声がした。
 なんと、通路から垣間見えるわずかな隙間を打球が向こうの方へ大きく飛んで行くではないか。振り返ったらモニターがあった。打球はライトスタンドに消えていった。鷹野のホームランである。(おいおい中村はどないなってん。あとで四球だったと分かった)
 球場にいながらホームランをモニターで見ることになろうとは。。。
 係員もバツの悪い顔をしている。そりゃそうやろ。
 そもそもあのおねえさんが係員を連れてこなければ、このワタクシが見逃したのは中村の四球だけであったのである。そう思って、ふとおねえさんを見ると、なんと泣いているではないか。あたりにいた他の係員のおねえさんたちは、こいつが悪い、とでも言いたげにこのワタクシの方を見ている。
 おいおい、オレがなんかやったか。
 オレがこのおねえさんに発した言葉は、「ちょっと通してえな。バックネット裏で見るわけちゃうんやから」と「なんであきまへんねん」の二つだけである。
 他の客までこのワタクシが泣かせたと思い込んでいる様子で、ジロジロとこちらを見ている。
 また歓声がした。誰かがヒットを打ったようである。
 おねえさんは、まだ泣いている。このままでは近鉄「いてまえ打線」の猛攻が見れない。
 このワタクシは慌てて「分かりました。36通路に行きます」と言って走って逃げた。
 
 しかし、なんで泣きまんねん。
 ひょっとして、このワタクシの顔は「一瞥する」だけで女の子を泣かせてしまうほど怖いのか。。。
 いやはや、女性の涙だけは男性には永遠に理解できない。。。 

 手に持ったチョコ・ソフトは無残にもほとんど溶けていた。。。 





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