Counter

カウンター
Locations of visitors to this page

QR code for mobile

「あおのり世相をぼやく」に携帯でアクセス

携帯にURLを送る

« 集団訴訟を起こそう | メイン | 来ないエレベーターを美女と待つ »

夜の駅前交差点

 駅からウチに帰るまでに大きな交差点がある。片側二車線の大通り二つが交差している。もういつの頃からかも忘れたが、地下鉄工事のため、二つの大通りとも夜になると車線が減少する。

 不思議なことに、地下鉄自体は開通して一年近く経っているのにいまだに地下鉄工事である。
 夜になって工事が始まると、歩行者の安全誘導のため、ガードマンが横断歩道に進入してくる歩行者に目を配っている。
 
 このワタクシが駅を出て交差点に近付くと、信号が赤だったため、一人の学生が信号を待っていた。ワイシャツをズボンの外に出し、靴の踵を踏み潰し、いかにもダラシナイ格好である。別に学生がどんな格好をしようと構わないし、自分自身の学生時代のことを思い出してもよく似たものである。
 このワタクシも横断歩道の手前まで進入し、その学生の左横に並ぶ形になった。
 と、その瞬間、学生の体が左に大きく傾いた。
 恐怖を感じたこのワタクシが半歩うしろに下がったからよかったものの、このワタクシの約30センチ前を学生の唾が飛んでいった。
 いくら学生がエラソウな格好をしても、夜道のこのワタクシの方が迫力はある。
 学生は、自分が他人に気付かずに唾を吐いたドジと、吐きつけた相手の恰幅に、一瞬ビクッとした素振りを見せたが、すぐにまたエラソウな態度になり、謝罪の言葉もない。
 相手にしても仕方がないので、そのままにしておくと、いきなりソイツは話しだした。
 「その服カッコイイですね」
 このワタクシの服は、無地のTシャツであった。「カッコイイ」わけがない。
 なんと、学生の話掛けていたのはガードマンであった。
 いきなり話し掛けられた、制服姿のガードマンもなんと答えていいものやらと思案している。
 「いくらですか」
 学生は間髪を入れずに、次の質問をした。
 ガードマンもしかたなく、「9,000円くらいです」と答えていた。
 なんじゃ、制服とはいえ買わないとダメなのか。
 とかなんとか思っていると、信号が青になった。
 すると、学生は一目散に走り去っていった。。。ガードマンはさらに何かを言おうとしていたのだが。。。
 
 多分、自分がドジした恥ずかしさを、話を変えることでごまかそうとしたのだろうが、そんなことに頭を使うくらいなら、黙って頭を下げろと言いたい。

 それにしても、ガードマンの制服が9,000円というのは勉強になった。





トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://panchodeaonori.net/mt/mt-tb.cgi/2121

コメントを投稿

現在迷惑コメント多数の為、コメント欄を閉鎖しています。
コメントは、「ぱんちょなあおのり物語」内にある同じタイトルのエントリーにお願いします。

よって、以下のフォームからコメントをいただいた場合は、公開まで少々お時間をいただいております。

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)