先進国の首都の「国際」空港
二週間続けて韓国に行った。
入国審査までの果てしなく長い通路を歩いていくと、到着便の多い時間帯なのか、入国審査場は大変な混雑ぶりである。数百人の旅行者に対して、窓口が7~8ヶ所しか開いていない。
審査が簡単なのか、日本人の列は着実に列が短くなっていく。
一方、外国人の審査には相当な時間が掛かっている。テロ事件の直後という時期的な問題もあるであろうが、列はドンドン長くなっていく。
他人のことを気にしてもしかたないので、自分が入国できるとサッサと荷物を取りにターンテーブルに向かった。
荷物もスンナリ出てきたので、そのまま税関に向かった。税関は不思議なことに、「緑」のランプしか出ていない。普通は、課税申告者は「赤」い方に行かないとダメだと思うのだが。
案の定、課税申告書を持って右往左往している人がいる。その人は、しかたなく、「緑」に並んだ。そのうしろにこのワタクシが付いた。
その人が申告書を渡すと、税関の係官は荷物を丁寧に調べ始めた。数分後、係官はパソコンを叩いて書類を作ると、「窓口で支払ってください」と言った。ようやくこのワタクシの順番が回ってきた。
ナニゴトもなく税関を突破した。
どう考えても、このシステム(課税者と非課税者を同じ列に並ばせること、もしくは、係官が一人で検査と入力の両方をしていたずらに時間を掛けること)はオカシイので、うしろで雑談をしている別の係官にヒトコト申し上げた。
外国人が入国審査で相当待たされ、さらに税関でも時間を取られると、間違いなく日本の印象は悪くなる。このワタクシ自身も(多分、日本人のすべてもそう思っていると思うが)、行った国の空港での対応でその国を判断してしまうところがある。
「課税と非課税を分けたらどないでっか。えらい待たされましたで」とこのワタクシ。
「限られた人数でやっているもんで。。。」と今まで雑談していた係官。
思わず、「雑談していて、『限られた人数』もあったもんやないやろ」と言いかけてやめた。
「とはいえ、入国審査で延々と待たされ、税関でまた待たされたら、ええかげん、腹立ってきまっせ」とこのワタクシ。
「すいません、入国審査のことは、入国審査官におっしゃってください」と係官。
ブチッ。(このワタクシの血管の切れる音)
「あほか、おっさん。誰も入国審査のことは今問題としとらん。あっちで待たされ、こっちで待たされ、と何回も待たされることが問題や言うとるんや」
あまりにアホなので、その後数分にわたって何がおかしいのかを説いてやったが、まったく判っていないようであった。(この間のヤリトリは、日本の公務員がいかにショウモナイものであるかを如実に表すものであるが、あまりにアホらしいので敢えて書かないことにする) その間も別の係官は熱心に雑談をしている。
挙句の果てに、このワタクシと話していたおっさん(係官)は、「これは空港の構造上の問題である」と言い出す始末である。
どうして、「課税」の列を一列作るくらいのことができないのであろうか。
これでは、外国人が日本に来るたびに、空港に着いただけで日本がイヤになることは間違いない。
日本の印象をワザと悪くしようとしているような空港勤務者は国賊としてひっ捕まえ、市中引き回しの上打ち首獄門に処すべきである。
そして、入国審査と税関で待たされた旅行者は、東京までの長旅を再び始めなければならない。。。
コメント (1)
役人に何を言っても無駄でしょう。。。
フィンガー5に学園天国ならぬ役人天国と言う歌を歌ってもらいましょう。。。
投稿者: 役人天国 | 2006年01月09日 13:30
日時: 2006年01月09日 13:30