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ボビーに思う

 自分でもボビーと聞いたら、まずボビー・オロゴンを思い浮かべてしまうので恥ずかしい限りであるが、ボビー・バレンタイン監督についてである。

 たまたま、あの頃はどうだったのだろうか?、と思って、過去に書いた野球に関するボヤキについて読み返してみた。
 「管理野球との決別??」は、阪神が野村監督を迎えても結局勝てずに何年も経った頃、世界的には同時多発テロの直後に書いた文章である。多分、世の中は近鉄バファローズの「いてまえ」的な優勝に沸いていたのだろう。確かに、胴上げを決める試合の最後の「代打逆転サヨナラ満塁本塁打」の場面はいまだに忘れられない。
 しかし、あれから5年経って「管理野球」や「金権野球」はどうなったのか?
 そもそも、「近鉄バファローズ」はこの世から消滅してしまった。
 自分で何気なく書いた、「今年が歴史の一瞬にならないことを切に望みたい」という危惧が的中してしまったような気がしてならない。
 そして、ボビーが帰ってきた。一度は管理野球に愛想を尽かした男である。監督一人で簡単にチームが変わるとは思えないが、ボビーはチームどころか球界を変えてしまった感がある。
 この伝統の国日本において、変わらない何かが変わるキッカケとして、陽気なアメリカ人がやってきた時が多い。ペリー、マッカーサー、そしてボビー。(ペリーが陽気であったかどうかは知らないが)
 正に、球界冬の時代、、、平成の黒船「ボビー」に期待したいところである。本人は勝手に期待されても困るだろうが。
 それにしても、日本はいつまで経っても自己改革できないのか。

NYもボビーを待っている(NY/Shea Stadiumにて)




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コメント (1)

エースナンバー18:

そんなボビーも気がつけば長期政権になりましたね。

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