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喫煙席に子供を乗せる社会

 昔の上司に、「このまま禁煙社会が行き進んでも、オレだけはヘルメットを被ってでも吸ってやる」と言っていた人がいた。

 この人は、常に鞄の中に、「生涯禁煙の人」、「ずっと吸っている人」、「吸っていたけど止めた人」の心筋梗塞になる確率を書いた表を持っていたのだが、心筋梗塞になる確率は、「吸っていたけど止めた人」→「ずっと吸っている人」→「生涯禁煙の人」という順らしい。だから彼は煙草を止めれないのだと。よくこんな資料を見つけてきたものである。さらに彼は言っていた、、、「もし一度も煙草を吸っていなかったら心筋梗塞にならないと言ってくれていたら吸っていなかったかもしれない」 心筋梗塞だけを取り上げているのが少し説得力に欠けるのだが。
 煙草は体に悪い(のだろう)。多分そのことは間違っていない。ではなぜ売るのか? 様々な国で禁煙、禁煙と騒がれているが、煙草を発売禁止品目に指定した国なんてのは聞いたことはない(元々売っていない中近東の国とかもあるが)。それどころか、ほとんどの国では国が自ら売っている(日本でも一昔前まではそうであった)。
 結局、体に悪いものであっても売れるから売っているだけの話ではないのか。もし煙草を禁止したら、国家の税収はどれだけ少なくなるのだろうか。喫煙者は体を張って国家の財政を支えているのである。「禁煙」を叫んでいる人は、この税収の減少分を補ってくれるのだろうか。
 こう言うと、禁煙論者は判で押したように、煙草の害によって国家の医療費が上がっていると言う。そもそも高齢化が進めば進むほど医療費なんて上がるのである。喫煙者はこれまた自分がより早く死んであげるために体を張って煙草を吸っているのである。
 これは多分暴論であろう。しかし、国が煙草を売らないという判断をするまでは正論の可能性もある。消費税や所得税の税率アップの話が出るたびに国会は紛糾するのに、煙草税や酒税の税率アップは簡単に決められてしまうのはなぜなのか?

 そもそもこういうことは世の中に多過ぎる。
 売っておいて「健康に良くない」と言う。自動車会社に「200km/h」までスピードの出る車を売ることを許可しておいて、「120km/h」出しただけでも捕まえる。健康に良くなかったら売らないようにするべきであり、公道で80km/hしか出せないのであれば、自動車会社にそれ以上のスピードが出せる車を売らせないようにするべきである。それでも、密売の煙草を買ったり、改造車を運転する人には厳罰を下せば良いのである。煙草が売れないと税収も下がり、スピードの出ない車なんて誰も興味を持たなくなり車が売れないとまた税収が下がる。いい加減なもんである。

 これが社会だと割り切ったとしても一つ理解のできないことがある。
 駅の緑の窓口で「喫煙席は満席」だと言っている。そういうこともあるだろう。電車に乗ってから確認すると、何のことはない、親子連れが一杯乗っているのである。20歳以下しか吸えないないという煙草が吸える席に小学生が一杯乗っていては満席にもなってしまうというものである。
 とりあえず、同席者が喫煙者であっても、未成年を喫煙席に乗せるというのは鉄道会社の殺人行為である。もっとも子供をつれて喫煙席に乗る大人も問題ではあるが。。。

 なんて取りとめも無くぼやいているうちからまた煙草の値段が上がるらしい。。。


(引用)
マイルドセブン、30円値上げ=財務省に価格改定を申請-JT
(時事通信社 - 05月11日 19:10)
 日本たばこ産業(JT)は11日、マイルドセブンを1箱当たり30円(1本1.5円)値上げすることなどを盛り込んだ価格改定を財務省に申請した。たばこが7月から1本当たり1円増税されることに対応したもので、マイルドセブンが増税幅を超えて値上げされるのは1977年の発売以来初めてとなる。
 マイルドセブンシリーズのうち、30円値上げするのは現行価格270円の11銘柄。国内シェア3割のトップブランドを1箱300円の大台に乗せることで、販売減少は避けられない。 
[時事通信社]
(引用終)





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コメント (1)

羽田:

わたしも煙草がやめられない人です。
6月末には駆け込みで半年分は備蓄を…

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