あおのり世相をぼやく

　今岡は死球による挫傷、久保田は娘をかばって骨折。。。　どちらのケースも、その怪我のキッカケを他人(ピッチャーや娘)が作ったものだけに少し残念と言える。もっとも、死球を避けるのも、利き腕を守るのもプロに必要な素養ではあるのだが。
　昨年優勝の貢献者である今岡と久保田の離脱はタイガースにとってかなり痛い、
　、、、のか？？

　今岡。今年の今岡を見ていた誰もがタイガースの暗黒の時代を思い出していたはずである。今年のあの気合のない(様に見える)空振り、まさに野村元監督が怒り狂いそうである。今岡をスタメンから外すことは、阪神ファンの誰もが望んでいたことではないのだろうか。
　久保田。９回に出てきてもランナーを出さないとアウトを取り始めない独特のピッチング。久保田が離脱するとなると、最後に投げるのは藤川になるのだろうが、実は阪神ファンの誰もがそれを望んでいたのではないのだろうか。　
　今岡も久保田も、頑固一徹(というよりも「選手思い」という言い方が正しいのか)の岡田監督は、ベンチに入れるかぎり使い続けたであろう。もちろん、出し続けることによって再起を願う岡田監督流の選手起用も間違っているとは思わない。

　藤川がコメントしていた。「あくまでも阪神投手陣の最後を守るのは久保田であり、優勝の瞬間のマウンドに戻ってきてくれれば良い」と。
　今岡も久保田もタイガースにとって必要な戦力であるということは言うまでもない。しかし、今年の彼らの調子であれば、怪我をしていなくても再調整が必要であったはずである。怪我そのものは余分であるが、怪我をしてしまった以上仕方がない。焦らずに治療し、次に甲子園のグランドに立つときはベストの状態で戻ってきてほしい。
　今のタイガースは、どこかの球団のようにレギュラークラスが数人怪我をしたら一気に失速する戦力ではないのだから。

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