あおのり世相をぼやく

　しかしだ、、、どうして成田でなく羽田なのだ。このワタクシ、成田空港には恐ろしい回数行くが(参照：「Pancho de AONORI FLYING HIGH」)、いくら羽田から出発したいと思っても、一部の路線を除いて不可能である。
　国が勝手に成田に空港を作っておきながら、首相はちゃっかり羽田から出発する。首相が率先して成田から出発するべきであろう。
　、、、と、このように怒っているのは理由がある。
　このワタクシ、首相が羽田空港に向かっているその頃、首都高速を羽田空港に向かっていたのである。首都高速の入り口には、「要人のため規制あり」なんて看板が出ていたのだが、あえて無視して高速に突っ込んだのである。というのも、規制はいつあるか判らないので、いちいち看板に従っておれないのである。外国の要人がやって来て規制が行われることなんて頻繁にあるが、要人が通っている間の数分を待てばよいだけである。
　三号線を谷町に向かっていると渋滞が始まった。これはいつもの自然渋滞なので、根気よくアクセルとブレーキを踏み変えていればそのうち環状線にたどり着くというものだ。
　ところが、あろうことか、このワタクシが環状線に着く直前、車で言うと、このワタクシの５台くらい前で、パトカーが高速道路を閉鎖してしまった。数分で封鎖は解けるだろうと高をくくっていたところ、なんと２０分も封鎖は解けない。
　一体誰が通るのか、、、と思って前方を見ていると、黒塗りの車が数台通った。中は見えない。
　ようやく封鎖が解けたので空港に向かったが、どう頑張っても間に合わない。飛行機を一本乗り過ごすことになってしまう。

　結局、飛行機の出発時間の少し前に空港に着いた。国内線の搭乗締め切りは１５分前なので、あの２０分がそのまま影響を与えることになってしまった。
　空港の入り口のカーブを曲がると、いつもは千歳にあるはずの政府専用機が遠くに見えた。
　チェックインカウンターに着いて遅れた事情を話すと、「今日は首相が、、、」という職員のお言葉。。。　そういえば、空港の周りにも警察がたくさんいて、検問もやっていた。

　なんとか、１時間後の次の飛行機に乗れたから良かったものの、便数の少ない目的地だったら大変なことになっていた。
　どうして、首相一人のために、社会全体を麻痺させる必要があるのだっ。
　次の首相には、是非とも成田空港を使ってもらいたい。(今日のケースの場合、成田でも羽田でも封鎖される場所は同じだったと思うが、あえて難癖をつけるとすれば、時間が違ったはずである。。。)

(関連カテゴリー)
　首都の空港シリーズ

(引用)
Yahoo!ニュース - 共同通信 - 首相が中東訪問などに出発　各国首脳と会談を予定
　小泉純一郎首相は１１日午後、イスラエル、パレスチナ、ヨルダンの中東諸国訪問と、ロシアで初の開催となる主要国首脳会議（サンクトペテルブルク・サミット）に出席するため、羽田発の政府専用機で出発した。
　出発に先立ち、首相は官邸で記者団に対し「イスラエル、パレスチナにできるだけ自制を求めたい。暴力と憎しみの連鎖を防ぐよう欧米とは違った支援がある」と述べ、中東和平の実現へ日本も積極的に支援する考えを強調。サミットに関して「北朝鮮のミサイル発射問題も含め幅広い議論を行い、日本の責任を果たしたい」と語った。
　首相は１２日にイスラエルのオルメルト首相、１３日にはパレスチナ自治政府のアッバス議長とそれぞれ会談し、中東和平に向けた歩み寄りを促す。その後ヨルダンでバヒト首相と会談する。
（共同通信） - 7月11日13時17分更新
(引用終)