イスラエルで野球???
イスラエルとレバノンの間がきな臭くなっているが、自宅の近くを爆撃されたイスラエル人の野球の審判が試合を中止するという事態が起きた。
自宅の近くを爆撃されていながら試合を続行する神経を持っている審判(というより人間)はいないと思うので、このことに反対する理由はない。
しかしだ、、、このワタクシが気になったのは、「野球」という部分である。
イスラエルで野球なんてやっているのか? おまけに、第一リーグのチームと第二リーグのチームの友好試合ということは、最低でもリーグは二つあるということである。
このワタクシ、世界中でプロ野球をやっている国には訪問し観戦をしてきただけに(参照:「Pancho de AONORI FLYING HIGH」)、にわかには信じがたい。
そこで、調査してみた。(参照:「Israel Baseball League」)
どうやらイスラエルでは2007年の野球リーグ開始を目指して現在準備中とのことである。
初代のコミッショナーには、アメリカの前の駐イスラエル大使が就任し、ボストン・レッドソックスのGMを努めたダン・ダンケット(←この人、GMとしては凄腕で有名)なども協力しているというから、かなり力を入れているということが感じ取れる。リーグ創設当初は、イスラエル系アメリカ人等と契約するなどして、レベルアップを図るようである。
そして、国としても2009年のWBC(ワールド・べースボール・クラシック)への参加を目指しているらしい。
マイク・ピアザがイタリア代表でWBCに参加したように、こちらもイスラエル系アメリカ人を主体としたナショナルチームを結成すれば、あながち夢ではないかもしれない。
フランスがそうであったように、簡単にレベルは上がらないだろうが、世界的に野球をする国が増えるというのは喜ばしいことである。
引き続き、イスラエルでの野球については動向を追いたい。
、、、なんてことを考えていると、このロイターの記事の英語版、、、日本語で野球となっている部分が「football」と書いてある。
なんと、中止したのは、野球ではなくサッカーであった。そらそうよ、野球のわけがないわな~。
一体全体どう訳せば、サッカーが野球になるのだ??
いずれにしても、イスラエルの野球の現状が分かったので、許してやるか。。。
(引用)
試合中止の理由は「近所がロケット攻撃を受けたので」 | エキサイトニュース
[ 2006年07月15日 01時16分 ]
[エルサレム 14日 ロイター]
イスラエルで、審判が唐突に野球の試合中止を宣言した。レバノンから発射されたロケット弾が自宅の近くに着陸したので、試合に集中することができないというのが理由だそうだ。
「すみませんが続行できません」と、ヤーコフ・ベン・ハモ審判は言った。イスラエル軍とヒズボラゲリラグループの戦闘中、ハイファにある家の近くにロケットが着陸したそうだ。
彼は北部の街ベトシアンで、第一リーグのベイタル・エルサレムと第二リーグのハポエル・キリヤット・シュモナの友好試合に出場していた。
Referee stops game after rocket lands near home?|?Oddly Enough?|?Reuters.co.uk
JERUSALEM (Reuters) - An Israeli referee stopped a football game on Thursday saying he could not concentrate after a rocket fired from Lebanon landed near his home, reports said.
"I'm sorry, but I cannot continue," referee Yaakov Ben-Hamo was quoted as saying after being told a rocket had landed near his home in Haifa during fighting between Israeli forces and the Hizbollah guerrilla group.
Ben-Hamo was officiating in a pre-season friendly between Premier League Beitar Jerusalem and second division Hapoel Kiryat Shmona in the northern town of Beit She'an.
(引用終)