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行政への苦情の手紙

 ニューヨークのアーティストが、過去300年間の市民から市長に宛てて出された苦情をまとめたアート作品「ニューヨーク市立苦情博物館」を制作したとのことである。

 (本物のコピー参照:「The New York Times >Letters From New Yorkers Past」~よく残っていたものである~)

 この作品には、なんと1751年のものから収録されているらしい。
 以下の記事に掲載されているものだけでも、時代背景を表していて非常に興味深いものがある。

 我々が知っている行政というものは、どうせこんな苦情なんて本気で聞いていないだろう、という感じがするものである。
 たぶん、ニューヨーク市がまともに取り合ったものはほとんどないであろう。
 もし本当に行政が市民の意見にまともに取り合ってくれるなら、以下の記事にある、自らを魅力的な黒髪の29歳と紹介するロンドンの女性メリー・エリザベス・クックが1949年に書いた、「アメリカ人の夫を見つけるお手伝いをしていただけないでしょうか」という手紙を真似して東京都庁に送りたいものである。


拝啓
 初夏の候、いかがお過ごしでしょうか。
 さて、日本人(場合によっては国籍は問わず)の妻を見つけるお手伝いをしていただけないでしょうか。
 このワタクシは、魅力的かどうかは分かりませんが、黒髪の39歳の男性です(一部白髪あり)。 
 このワタクシは写真を送ることもできます。
 最近はめっきり暑くなってきました。たちの悪い病気も流行っているそうですので、どうかお体にはお気をつけください。
敬具
2006年07月19日 あおのり
石原慎太郎様


(引用)
騒音、ゴミ、恋人募集…NY市への苦情の手紙 | エキサイトニュース
[ 2006年07月19日 02時22分 ]
[ニューヨーク 16日 ロイター]
 行政に苦情を訴えたことはありますか? それは何についてですか? もしあなたがニューヨーカーなら騒音とゴミ問題、ときには政治とモラルについてかもしれません。
 これらは過去300年間、市民から市長に宛てて出されて苦情の一部だ。アーティストのマシュー・バッコムさんが、市の資料からアート作品「ニューヨーク市立苦情博物館」を制作した。
 この「博物館」は、実際には1751年から1973年までに書かれた31通の手紙を複製したタブロイド紙で、現在、市内の公園で配られている。美しい手書きの手紙もあれば、タイプライターの手紙もある。そして、そのすべてが何かに関して苦情を述べている。
 「偏執狂ぎりぎりの手紙もあれば、天才的な手紙もあります」と、バッコムさんは言う。
 「私は自分の心からの声を伝えている手紙を見つけようと試みました。ちょっとDJみたいな仕事でしたね」
 ニューヨーク市は市民からの苦情を保管しはじめたのは、植民地アメリカがイギリスの法律のもとにあった1700年に遡る。バッコムさんは歴史的な研究をしているときに、この資料を発見し、これら過去からの不満の声は聞かれる必要があると考えた。
 「それは私にとって、非常に強力で非常にオリジナルで、非常に心を打つものでした」
 彼の作品に収録された最初の手紙は1751年のもので、流行病に関する補償を求めるものだ。アンドリュー・ラムゼイは、「この都市における天然痘の報道は、田舎の人々が市場に出ることを妨げている」と書き、さらに自分が「去年の冬に2人の黒人を失った」ことを強調している。
 市民進歩連盟会長の汚職について書かれた1900年の手紙は、強欲を批判している。「私が長年の探求の末にニューヨーク市で見つけた唯一 'アメリカ的' といえるものは、異常発達した金儲けの精神だけです」
 1930年代からは、「ニューヨークのバーレスクショーの踊り子たちが警察の厳しい干渉を受けることなくその魅力を発揮できるように」法律の変更を求める1935年の手紙など、5通が紹介されている。
 バッコムさんのお気に入りのひとつは、自らを魅力的な黒髪の29歳と紹介するロンドンの女性メリー・エリザベス・クックが1949年に書いた、「アメリカ人の夫を見つけるお手伝いをしていただけないでしょうか」という手紙だ。
「私は写真を送ることもできます」と、彼女はつけ加えている。
 バッコムさんによれば、この手紙は新聞雑誌に伝わり、恋人を探す孤独な人々からの手紙の洪水を引き起こすことになったそうだ。
(引用終)





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コメント (2)

熱心な読者:

そういえばお見合いを企画した地方自治体もありましたっけ。

 これは熱心に読まれてますね~!!
 東京都も是非とも奈良県を見習ってもらいたいものです。(参照:「あおのり世相をぼやく: 織田裕二もビックリか?(2006/04/04) 県の企画でゴ~ルイン」)

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