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「子猫殺し」に続いて「子犬殺し」

 日経新聞のエッセイで「私は子猫を殺している」と書いた直木賞作家・坂東眞砂子さん(参照:「『子猫殺し』 ネット上で騒然」、「『子猫殺し』リアルでも騒然」)が、どうやら子犬も殺していたようである。

 うっかり、「『子猫殺し』に続いて」と書いてしまったが、どうやら「子犬殺し」のエッセイの方が先に掲載されたようである。犬のときは見過ごされたが、猫では見過ごされなかった結果、話が犬に戻ったようだ。 
 
 今回は、文章が「始末した」となっているので、殺したかどうかは明確ではないが、天下の大作家が、「他人にあげた」などと書く場合は、「始末した」とは書かないだろうから、文字通り「始末した」のだろう。
 (、、、と、ここまで書いたのだが、もうこのネタで書くことがなくなってきた。要するに、なんでこんなエッセイを大作家が書いて天下の日経新聞が掲載を続けているのだ)
 
 何度も同じ事を書くようだが、仮にこれが作家の「手法」だとしたら、かなりレベルが低いといわざるを得ない。実際に犯罪を犯す、もしくは、犯罪を犯したようなフリをしないと読者を惹きつけられないのが作家という職業なのか。。。

(注)根っからの最善説主義者のこのワタクシは、どんな人間であっても直接非難することを避けてしまうのだが(だから、これは「手法」である、とこだわっている)、これはどうも本当のような気がしてきた。


(引用)
livedoor ニュース - 「子猫殺し」女流作家 今度は「子犬殺し」?
日経新聞のエッセイで「私は子猫を殺している」と述べた直木賞作家・坂東眞砂子さんが子犬も殺しているのではないか、という「疑惑」が浮上している。06年7月18日の日経新聞のコラムで、坂東さんが子犬を「始末した」と述べているからだ。
「子犬殺し」が取り沙汰されているのは、「天の邪鬼タマ」と題したエッセイ。以前ネット上を騒然とさせた「子猫殺し」と同じ日経新聞(夕刊)の「プロムナード」に掲載された。内容は次のとおりだ。
「涙を呑んで、生まれてすぐに始末した」
「坂東眞砂子・掲示板」ではカキコミが急増。2つのエッセイへの批判は止まらない
坂東さんの飼い犬は3頭いて、2頭はジャーマン・シェパードで、雌のミツと雄のクマ。もう一頭はミツの娘のタマ。ミツとタマは発情期が一緒になってしまい、出産も数日違いになるという。
「前回、ミツはタマの仔を自分の仔だと思って奪い、タマはそれを取り返そうとし、私はどの仔がどちらの仔かわからなくなり、あたふたしているうちに、両方の仔、みんな死んでしまった。今回もまた同時に出産したので、涙を呑んで、タマの子は生まれてすぐに始末した」
文脈からして、「始末した」とは、つまり「殺した」と受け取れる。
「私は子猫を殺している」と「告白」したエッセイで、坂東さんは「避妊手術のほうが、殺しという厭なことに手を染めずに済む」「自分の育ててきた猫の『生』の充実を選び、社会に対する責任として子殺しを選択した」などと述べている。「坂東眞砂子・掲示板」では、坂東さんを批判するカキコミが06年8月23日だけでも100件以上されている。
「きっこの日記」、今度も厳しく非難
「子猫殺し」を厳しく批判した人気ブログ「きっこの日記」は、いちはやく坂東さんの「子犬殺し」をとりあげ、
「動物を飼う資格を問う以前に、人格が破綻してるとしか言いようがない」
「ここまで来ると、もう、あたしは、言葉もない。これほど無責任な人間が、現実問題として、犬を3匹と猫を3匹飼ってて、そのうちの5匹がメスなのだ。そして、避妊手術もせず、放し飼いにして、好きなだけセックスさせ、子供が生まれれば、次から次へと『始末』してるってワケだ。(略)あとは、この鬼畜女のおぞましい駄文を読んだ皆さんが、それぞれ考えて欲しいと思う」
と今回もまた厳しく非難している。
J-CASTニュースでは、日本社会福祉愛犬協会(KCジャパン)に問い合わせてみたが、直木賞作家の「子犬殺し」に「信じられない」といった反応だった。
同協会の職員は、
「基本的に犬だって猫だって人間が管理している動物。避妊も含めて管理しなくてはいけない。ましてや、今回が(飼い犬が妊娠する)2回目なら、避妊しなきゃ。避妊手術に対して思想的に受けつけないと言って殺すのは人間の勝手。それ(避妊しないで子犬を殺すこと)は、ちょっとおかしいと思いますよ」
とコメントした。
「子猫殺し」「子犬殺し」は「事実」なのか。ひょっとしたら、読者にインパクトを与えるためだけの小説家としての「創作」なのかもしれない。しかし、多くの人から反発や非難を招いたことだけは間違いない。
(引用終)





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コメント (2)

屍の聲:

坂東氏は今年の春に角川書店からだした恋愛小説「血と聖」がまったく売れなかったことにショックをうけて精神的に不安定になっていたのです。某賞を獲れるように会社をあげて工作すると編集者が約束したので構想八年の力作を渡したのに、蓋をあけてみたら鳴かず飛ばず、気の毒な面もある。しかし肝心の作品が藤本ひとみの二番煎じでは致し方なし。

 コメントありがとうございます。
 なんとそういう背景もあったのですね。
 大変参考になりました。ありがとうございます。

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