公務員の犯罪を批難するよりも、、、
ここのところ、公務員の犯罪に関するニュースが多いような気がする。
今までの人生経験からすると、ある種の犯罪や事件、事故が起こると、同種のニュースが大量に流されるので、本当に多いのかどうかはよく判らない。飛行機事故なんて典型的な例で、大事故が起こると、翌日には、聞いたこともないような国で起こったエンジントラブルまでニュースになっていて、「飛行機事故って続くな~」と思ってしまうものである。(毎年あらゆる国で100回~150回程度飛行機に乗るが、エンジントラブルなんてこの5年で一回しか経験していない)
話は変わるが、このワタクシ、基本的にスポーツ新聞は、デイリースポーツ、デイリーがなければサンケイスポーツと決めている。(理由を話せば長いので、ここでは省略 ~単に、阪神タイガースの話題の多さだけの話なのだが~)
よって、飛行機に恒常的に乗っているこのワタクシは(参照:「Pancho de AONORI FLYING HIGH」)、日系の航空会社の国際線でデイリースポーツにお目に掛かることがほとんどないので(参照:「ぱんちょな恋の物語:運命の出会い」)、サンケイスポーツを読むことは結構多い。
以下に引用したサンケイスポーツのコラムである「甘口辛口」は、時々(いや「ごく稀に」か、、、)「そうだ、そうだっ」と思う内容のコラムがある。(「これは外しているな~」というのも結構あるが。。。)
さて、以下のコラムにも書いてある公務員の犯罪に関する件だが、「公務員だって人の子なんだから~」とかばってあげたい気もするが、この国では聖人のような扱いを受けるという職業だと判っていて公務員になっている以上、ボロクソに言われるのもある意味仕方ない。
それは良いとしても、今議論すべきは、「公務員の飲酒運転」ではなく「飲酒運転」そのものである。
公務員が最近起こした事故を並べ立てて批難することは、(それはそれで必要だろうが)最優先事項ではないはずである。
誰がどう考えたって、公務員以外の一般人の起こす事故や犯罪の方が多いことは間違いないであろう。(統計を見てはいないが)
仮に公務員の犯罪が一般人より多かったとしても、「飲酒運転そのもの」をどうなくすかということをマスコミ(のみならず国民)が考えないといけないはずである。
(引用)
【甘口辛口】9月11日-コラむニュース:イザ!
公務員の異称は『公僕』だが、最近は公衆に奉仕するどころか危害を加える意味で『公“撲”』とした方がよさそうだ。10日の社会面をにぎわした長崎県警警視のわいせつ行為、青森県の消防署員の泥酔事故、福岡県主任主事の強姦未遂…。警察、消防、県と国民生活の基盤を支える3者が悪の“揃い踏み”である ▼特に飲酒運転は先日、福岡市で3児が死亡する痛ましい事故が起きた直後というのに、後を絶たない。青森の消防署員は一方通行を逆走して車に衝突。会話や歩行もできないほど泥酔していた。横断歩道で夫婦をはねた姫路市職員は、「ビールと焼酎をジョッキで6杯飲んだ」という ▼順法精神の手本になるべき立場にいながら、そのかけらもなく、世の中をなめているとしか思えない。民間なら「会社の名誉を著しく汚した」と即刻、懲戒解雇などの厳しいペナルティーは免れないだろう。ところが、「飲酒運転は則免職」との厳罰を設けている自治体はごくわずかで、罰則が緩いことが多発につながっているとしか思えない ▼日本に一つしかない公共放送のNHKで不祥事が続発したように、県や警察、消防などは民間と違って丸ごと取って代わる競争相手がいない。腐敗の温床になるのは目に見えている。飲酒運転が発覚するたびに、上司がずらり並んで「申し訳ありません」と頭を下げれば一件落着、とでも思っているのか。タガを緩ませたこの人たちにも連帯責任を負わせたいほどだ ▼人々の税金で生活が成り立っている代わりに、人々の生活を守るのが公務員のはず。軽微な酒気帯び運転でも名前を公表し猛省してもらわないことには、到底釣り合いはとれない。(今村忠)
<サンケイスポーツ>
(引用終)