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兵馬俑でかくれんぼ

 ドイツ人のアート学生が、中国の世界遺産「兵馬俑」の兵士たちに紛れ込んだが、すぐに発見されて家に送り返されたとのことである。

 
 このワタクシが兵馬俑に行ったのは、もう15年くらい前のことだが、あれだけの兵士が立っている光景は異様なものであった。あれで全てを発掘していないというのだから、一体実際にはどれだけあるのだろう?
 その時の印象では、上記の写真のような警官があっちこっちに立っていて、兵士の中に簡単に紛れ込めるような状況ではなかったという記憶がある。
 今も同じであるとすると、紛れ込んだだけでもたいしたもんである。
 逆に考えると、もし見つからなければ、彼はずっとそこで立っていたのだろうか? 夜には人もいなくなるだろうから、不気味である。
 怖がりなこのワタクシにはできない芸当である。
 夜になると、兵士が実は動き出すとか、話し出すとか、よからぬ事を考えてしまうのである。

 
 話は大きく変わるが、中国名物の「扉のないトイレ」を初めて見たのが、兵馬俑の外の観光客用のトイレであった。
 いくらなんでもこれだけの観光地のトイレがこれではいかんだろう、、、と思ったものだが、さすがに世界遺産登録時には扉くらいは付けたであろう。
 また、西安市内の別のところには、楊貴妃の使った浴槽というのもあったが、日本では平城京の頃に生きていた人が使った浴槽なんて実在するはずがないと思いながら見に行ったのだが、紀元前に生きていた始皇帝が作らせた兵馬俑を見たあとでは、浴槽もホンモノのような気がしてしまうのであった。


(引用)
「兵馬俑」でパフォーマンス アート学生の一瞬の栄光 | エキサイトニュース
[ 2006年09月19日 04時54分 ]
世界遺産に登録されている「兵馬俑」 (ロイター/Thierry Roge)
[北京 17日 ロイター] ドイツ人のアート学生が週末、中国の有名な世界遺産「兵馬俑(へいばよう)」の兵士たちに紛れ込んだが、すぐに発見されて家に送り返された。
兵馬俑は秦の始皇帝陵の一部で、2000体におよぶ等身大の兵士や馬の陶器像が収められている。パブロ・ウェンデル(26)は自作の軍服姿で17日午後ここに侵入し、持参した台の上に乗った。
新華通信によれば、彼は警察に発見されるまでわずか2、3分の間、まばたきもせずにそこにじっと立っていたそうだ。
警察は彼の衣装を押収し、西安から杭州に送り返した。彼はそこでパフォーマンス・アートを勉強している。
(引用終)





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コメント (2)

兵馬俑は、日本にきたときに間近で見たのですが、けっこう大きかったです。ということは、そのドイツ人学生は、体格の良い人だったのでしょうか。
それにしても、ずっと立っていたら、というところで、思わず笑っちゃいました。今も笑い続けています。(笑)

ひまひま:

TVでこのニュ−スを見ましたが、すぐに見つかってしまって、捕まえられたみたいですね〜
本物と比べると一目瞭然で違いましたから・・・
中国人のお巡りさん達が、捕まえたドイツ学生の「兵馬俑風服」を、笑いながら脱がしていました。
しょうがない奴だなぁ、という感じでした。
その中国人の反応に意外な感じがしました。

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