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エルサレムなんて街はない。。。

 元々ヘブライ語がオリジナルのこのパンフレットの英語版には、いきなり「エルサレム。そんな街はない!」と書いてあるらしい。
 単純に、「エルサレム。こんな街は他にはない!」の翻訳ミスのようだが、この間違いに気付く前に数万部のパンフレットが配布されてしまったとのことである。。。

 
 この記事を読みながら、中学校時代のある日の事を思い出してしまい、いまだに顔が赤面している。
 当時、この国がまともに英語教育なんて考えていなかったような時代にもかかわらず、どういうわけか、このワタクシの通っていたようなごく普通の公立中学に、アメリカ人の英語の先生が一時的に滞在していた。
 このドロシーという名の先生が、まさしくこのワタクシ好みの美女だったんですわ。(参照:「裸の学生運動」)
 ドロシーは、数ヶ月で帰国することになってしまったのだが、そのときにみんなで色紙にメッセージを書こうということになり、このワタクシもココゾとばかりに、「貴女にサヨナラは言いたくない!」と書いたのであった。いや書いたつもりであった。。。
 いよいよドロシーとの別れの日、彼女は一人一人と、中学生にも判るであろう英語や簡単な日本語で挨拶して別れを惜しんでいた。
 ドロシーが、このワタクシの前にやってきた。既に大きな瞳に涙を一杯浮かべている。
 「これはこのワタクシに気があって、悲しくて泣いているのか」と思っていたら、いきなり彼女は「あなたはワタシが嫌いですか」と日本語で言ったのである。
 思わずこのワタクシは「Why?」と英語で聞き返していた。(いや~、あの時英語が口から出たところが、中学生といえども、このワタクシが凡人ではないことを表している。たった一言だけだが。。。)
 彼女は、手に持った色紙のこのワタクシが書いたところを指差していた。横にいた英語の先生が、「貴女にはサヨナラしか言いたくない!」だって、、、と呟いたのであった。。。

 我々が外国人のたどたどしい日本語を聞いて、たとえそれがぶっきら棒であっても、ある程度は真意が判るように、ドロシーもたいていのヘタクソな英語の真意は判っていたはずである。
 しかし、タイミングが悪すぎた。。。 感極まった状況では、さすがにドロシーも冷静さを失っていたことは間違いない。 っていうか、このワタクシが間違えただけなのだが。。。

 あれ以来、ココゾというときに、この事を思いだしてはミスを恐れるあまり、女性に肝心な話ができず、今に至るのである。。。


(「ココゾというとき」関連)
 「求婚のため全裸で疾走し発砲を受ける
 「トウモロコシ畑でプロポーズ、、、を見習って
 「命懸けのプロポーズ


(引用)
Jerusalem? Never heard of it - Yahoo! News
JERUSALEM (Reuters) - Something always gets lost in translation, but usually not an entire city.
"Jerusalem. There is no such city!" the Jerusalem municipality said in the English-language version of a sightseeing brochure it had published originally in Hebrew.
The correct translation: "Jerusalem. There is no city like it!"
Carrying a photograph of the brochure, Israel's Maariv newspaper said Wednesday tens of thousands of flyers had been distributed before city hall realized its mistake.
(引用終)





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コメント (2)

う~~~ん、言葉って、ちょっとスイッチを間違えば、全く反対の意味に繋がってしまうツールですよね。・・・って、どのツールでもそうかも。(^^ゞ by すっごく好きな人に、二度と顔も見たくないと、気持ちとは裏腹なことを言ってしまったよっこ 

>すっごく好きな人に、二度と顔も見たくないと、気持ちとは裏腹なことを言ってしまった

 豪快に決めましたね~。。。
 このワタクシ、、、すっごく好きな人には口も聞けないシャイな男です。。。

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