「ズルズル」、「スパスパ」
日本人がソバやラーメンを食べるときにズルズルと音を鳴らすのは欧米では嫌われる(らしい)。。。
また、海外のレストランでスープやスパゲティを含む麺類を「ズルズル」「ぺチャぺチャ」と音を立てて食べる事はタブーである(らしい)。
そりゃ、飯を食うときにうるさいのはよくないであろうとは思うものの、
だから、どうした?
、、、としか言いようがないのだ。
個人的には、日本であろうが海外であろうが、「ズルズル」とソバを食うヤツには嫌悪感を覚える。
しかし、個人的な嫌悪感は別として、ソバは「ズルズル」と食うのが日本のソバ文化である以上、「郷に入っては郷に従」うしかないのである。
その日本のソバ文化が欧米に渡っていこうが、アジアに渡っていこうが、「ズルズル」食うものを「シーン」と食うわけにはいかないだろう。
そして「スパスパ」の方だが、言わんとすることは判るのだが、言っていること(引用した場面)が極端すぎる。
とりあえず、「スパスパ」できない店に入れば済むだけの話ではないのか。
そもそも全体的に何が無茶苦茶でこの文章が「ズルズル」より嫌悪感を呼ぶのか考えてみたが(というか、考えなくても判るのだが)、要するに地球上の日本以外の場所を全て一緒にしているのである。
そして、その日本以外の場所は、日本より優れているという前提に立っているから話にならない。
当然ながら、「欧」と「米」は違うし(てなことをなんで今更言わないといかんのだ)、「海外」って言ってもいろいろ国がありまっせ。
このワタクシ、幸か不幸か、世界の200近い国に毎月のように行くという人生を送るハメになり(参照:「Pancho de AONORI FLYING HIGH」)、「欧米」や「海外」で時には信じられない食事のマナーも見てきた。しかし、その信じられないマナーをその地域のほとんどの人がやっている以上、それは食文化として尊重しなければならない。
また、「スパスパ」に関しては、少なくとも「欧」の大部分は無茶苦茶である。日本の喫煙マナーの良さに驚くくらいである。また、「米」でも、喫煙に厳しくない場所はいまだにたくさんある。たまたま日本人のよく知っているような地域が厳しいというだけで、「欧米」すべてが喫煙に厳しいような印象を我々・日本人が持ってしまっていることは否めないが。
とにかく、自分の見た狭い世界を取り上げて、「世界中がそうだ」という論調は止めていただきたいものである。
(引用)
livedoor ニュース - 「ズルズル」「スパスパ」日本人のひんしゅく食事マナー
【PJニュース 01月03日】- ひところ永谷園のみそ汁だったかお茶漬けだったかを不必要に大きな音を立ててズズズッとかっこむTVコマーシャルがあって物議をかもした。視聴者の反応は「下品」「美味しそうで良い」の意見が半々だったそうだ。わたしはこのコマーシャルが始まると気分が悪くなるので音を消すかチャンネルを変えていた。
日本でも大きな音を立てて食べる事に不快感を覚える人が多くいた訳だが、海外はもっと厳しい。海外のレストランでスープやスパゲティを含む麺類を「ズルズル」「ぺチャぺチャ」と音を立てて食べる事はタブーである。
例えばニューヨークには今やそば屋もラーメン屋もあるが、そこでズルズルと麺をすすればたちまちアメリカ人にジロリと睨まれる事は確実。ソバはズルズル食べるものと考える日本人であっても、郷に入っては郷に従えの諺通り、音を立てずに食べないといけない。要は、スーッと息を吸い込みながら食べなければいいのだ。そう難しい事ではない。このズルズル音がどれだけ欧米人の神経を逆なでするか、勇気がある人は試しに現地でソバでもラーメンでもズズズッと勢い良く音を立てて食べてみるといい。
そして「スパスパ」。駅の構内でも路上でも喫煙する人々は肘がぶつかりそうな混んだ寿司カウンターでも平気でタバコを吸う。近所のラーメン屋では携帯を目の前に立てて画面を見ながら食べている若者や、食べながら携帯で話している女性もいたが、一番のマナー違反は、吸いかけのタバコを灰皿に乗せてくゆらせたままラーメンをズルズルっとすすり、またタバコを吸い、またズルズルという不届き者。その煙は風下にいるわたしに向かって流れてくるのだ。
欧米ではレストランはおろか、バーまでが禁煙という流れになって来ているが日本では依然として喫煙はOKである。分煙の店は随分増えたが、完全禁煙の店は極端に少ない。オフィスでさえ喫煙OKというところが多くある。いつ2次喫煙の害を心配せずにカウンターで寿司をつまめる日が来るのだろうか。
(引用終)