成人式に思う
最近では成人式に大騒ぎする新成人が出没することは珍しくもなく、言わば正月の風物詩のようになっている。
正直なところ、新成人の大騒ぎなんて、卒業式シーズンの国歌・国旗騒動と同じで、ある時期にしか思い出さないことであり、このワタクシ自身が式に参加する方でも演出する方でもないので、どうでもよい話である。
しかし、一つだけずっと気になっていたことがある。
それは、「成人の日」がどうして1月なのかということである。
このワタクシは、1月の後半の生まれなので、成人の日は19歳で迎えた。
マスコミなどは、「今日から酒が飲める」とか「煙草を吸ってもよい」とかテレビで言っていた。
しかし、酒も煙草も20歳からのはずである。
よって、成人式のあとの宴会で酒を飲むと、このワタクシの場合法律違反であったはずである。(もっとも、20歳まで酒を飲んだことのないヤツなんて、そうはいないと思うが)
つまり、国民的行事として、19歳に酒と煙草を許可してしているのが現実である。
これは、法治国家としては、まことによろしくない現状ではないのか。(もっとも、未成年の飲酒や喫煙を取り締まっているような暇は、この犯罪国家の警察にはないだろうが。。。)
いっそのこと、成人の日を4月1日にして、成人式参加者は全員堂々と酒を飲めるようにした方が良いのではないかと思うところである。
そうなると、雪国の方々にとっても、晴れ着に長靴なんていう格好になる確率は下がると思うのだが。
、、、と、ここまで書いて一応調べてみた。
なんと、本来の成人式の参加対象者は、「前年の成人の日の翌日からその年の成人の日までに誕生日を迎える人」だったらしい。
そうそう、そうでないといけないはずである。
しかし、近年では「前年の4月2日からその年の4月1日に成人する人」を参加者としているケースが多いようである。(どうも、地域差が多少あるようである)
恐るべきことに、札幌市では、前世紀の末頃までは、「20年前の1月から12月までに生まれた人」を対象としていたらしい。この場合、ほとんどの人が19歳で成人式を迎えてしまう。。。(さすがに、この制度はなくなって、「前年の4月2日からその年の4月1日に成人する人」方式に変わったらしい)
できれば、1月の第二月曜日は休みのままにしていただいて、その上で4月1日も休みにしていただけると非常に嬉しい。。。
(「祝日」関連)
「第二月曜日」
「第二月曜日(2)」
「第二月曜日(3)」
(「早生まれ」関連)
「早生まれにはアホが多いらしい」
(引用)
livedoor ニュース - [成人式]壇上で騒いだ新成人逮捕 埼玉・春日部
埼玉県春日部市民文化会館で7日あった成人式で、来賓の市議会議長の祝辞の最中に新成人数人が壇上に上がる騒ぎがあった。県警春日部署はこのうち、同市在住のとび職の男(19)を威力業務妨害容疑で現行犯逮捕した。男は「式の前に仲間と酒を飲んだ」と話しているという。式には新成人約1500人が出席していた。
2007年01月07日19時37分
振り袖にブーツ、荒天の成人式…富山・高岡市
(読売新聞 - 01月07日 20:11)
8日の成人の日を前に富山県高岡市では7日、雷が鳴り、横殴りのあられが降る荒天の中で成人式が行われた。
同市伏木では最大瞬間風速22・4メートルを記録。前夜に降った雪も残る中、式典を終えた新成人たちは、あでやかな振り袖に長靴やブーツを履いて傘を差し、会場へ小走りに駆けていった。
(引用終)