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コンドーム設置義務化

 中国の浙江省では、ホテルやバーでのコンドーム自販機の設置を義務化したようである。

(引用)
コンドームがないホテルには罰金 中国浙江省 | エキサイトニュース
[ 2007年03月03日 11時41分 ]
[北京 2日 ロイター] 中国浙江省では、コンドームを客に提供しないホテルに600ドル以上の罰金が科されることになった。エイズの拡大を抑止する目的だという。
北京ニュース紙によると、昨年末の時点で同省におけるエイズ感染者は1859名。木曜日からこの法令が執行されることになった。
「ホテルやバーにはコンドームの自販機などを設置しなければなりません。違反した経営者は5000元の罰金が科せられます」と報道された。
中国政府は当初、エイズの原因は西洋諸国の同性愛者、売春婦、麻薬中毒者にあるとした上で、中国には公式にそういった人たちがいないと主張、非難する姿勢を取っていた。
しかし後に一般人にまで感染者が現れ、中国は遅れてエイズの危険性を認識することとなった。
専門家は、性教育が不十分なこと、また、セックスについて話し合おうとしない環境が中国におけるエイズ対策の障壁となっていると話している。
(引用終)


 一人っ子政策の中国なので、今までにもコンドームそのものは配布されていた。消費者の立場としても、店で買うときには、日本のコンビニなどで買うよりは心理的に買いやすい状況にはあるはずである。(実際に買った感想を書いているわけではない。。。)
 
 そんなことよりもこのニュースを見て驚いたのは、中国の性意識の変化である。
 今から20年くらい前、中国のみならずアジアの共産圏の国々では、ホテルに異性と入ることなんて現実的に不可能であった。
 各ホテルの各階のエレベーターを降りた辺りには門番が立っていて、異性同伴であれば通せん坊されたものである。現実的には、連行されたといったほうが正しい。(自分の経験を書いているわけではない。。。)

 もちろん夫婦なら一緒に泊まれるのだが、夫婦であることを証明しなければ泊めてもらえない。
 あるとき、ホテルまで来てもらった、現地に駐在している取引先の女性と打合せをするとき、適当な場所がなかったので、部屋で打合せをしようとした。
 日本人同士なのでフロアの門番を誤魔化し部屋に入ったのだが、その後5分置きくらいにフロントから電話が掛かってきて、「何をしているんだ?」と聞かれるような状況であった。
 あまりにうるさいので、既に閉まっていたフロント横の喫茶店の片隅のスペースを空けてもらったくらいである。もっとも、深夜に異性とホテルの部屋で打合せなんて言ったら、ホテルのみならずどんな温厚な配偶者でも納得はしないだろうが。。。
 このような状況は、1990年代の前半までは続いていたような記憶がある。

 つまり、中国においても、我々(かつての西側社会)が常識と思っていることがドンドン常識になりつつある。
 国は大きい、人は多い、経済力はますます大きくなっている。
 例え先進国でも、同じような常識を持った国が近くにあると片方は忘れられがちである。カナダ、ニュージーランド、、、日本。。。


(関連エントリー)
 「中国のカラオケボックスの思い出(ぱんちょな恋の物語)





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