所変われば。。。
ブラジル東北部のある街では、オートバイ運転者はヘルメットを不着用とする裁判官命令が出されたらしい。
(引用)
二輪車ヘルメット不着用を=強盗対策で裁判官命令-ブラジル
(時事通信社 - 04月04日 15:10)
【サンパウロ4日時事】ブラジル東北部のアラゴアス州にある人口3万2000人のサンセバスチャン市でこのほど、オートバイ運転者に対し、ヘルメットの不着用を求める裁判官命令が出された。
命令を出したコスタ裁判官によると、同市では、オートバイで商店などに乗り付けた強盗がフルフェースのヘルメットで顔を隠して犯行に及ぶケースが多発。殺人を犯す者も現れている。
[時事通信社]
(引用終)
要するに、ヘルメット強盗が増えすぎたわけですな。
その昔、ブラジルに毎月のように通いまくっていた頃、先輩に言われたことがある。
ブラジルは果てしなく遠いので、飛行機の中でも比較的ラフな格好をしていたのだが、着陸前には必ずスーツに着替えろというのである。
ブラジルに向かう飛行機に乗っている日本人顔の乗客には、当然ながら日本人と出稼ぎ帰りの日系ブラジル人が多い。
先輩曰く、日系ブラジル人は日本で貯めたお金を現金で持っている可能性が高い。
一方、日本人出張者の方は、基本的にクレジットカードで事を済ます人が多い。
要するに、明らかな出張者に見られた方が、襲われる可能性は少ないというのである。
(日系ブラジル人の方々には失礼な話ではあるが。。。)
いずれにしても、この話が笑い話にならないほど、空港から市内への道中で襲われる人は多かったのである。
話によると、ブラジルの犯罪は相変わらず多いようなので、このヘルメット不着用判決も理解できなくはない。
、、、と他人事のようには言っているが、現実的には、日本でもコンビニの入り口には「フルフェイスヘルメットお断り」なんて張り紙があったりする。
しかし、走行中のオートバイ運転者までヘルメット不着用でよいものかどうか。。。
それほど犯罪が多いということなのだろう。
ちなみに、着陸前にはスーツに着替えていたこのワタクシ、打ち合わせの後の深夜には、結局ラフな格好でお姉ちゃんのいる飲み屋に繰り出していたのだから、今まで(ブラジルでは)襲われなかった方が不思議である。。。
(「ブラジル」関連)
「ワールドカップに裸の抗議(18禁)(あおのり世相をぼやく)」