読売の渡辺主筆、いわゆる一つのナベツネ
世間を賑わしているというか、この国を揺るがしかねない「大連立」に関して、民主党の鳩山由紀夫幹事長は、テレビ番組で「仲介者は読売新聞の渡辺主筆ではないかと思っている」と述べたらしい。
本当かどうかは別として、世間一般の印象としては、「あのオッサンならやりかねない」というものだろうし、「大体マスコミの分際で政治にまで口を出すな」というものだと思う。
マスコミが本当にジャーナリズム(って何?)を主張するのであれば、取材対象に近付きすぎるのは問題である。
基本的には、マスコミは批判して飯を食っていないといけないはずである。
良いことばかり報道しているのは単なるファンでしかない。
要するに、批判対象に近付いて仲良くなってしまったら、批判もクソもないと思うのである。(あくまでも個人的意見だが)
すると、政治しかりスポーツしかりで、このオッサンなりこのオッサンの関係するメディアが、取材対象を所有するとか、取材対象と懇意にするというのはまったくもっておかしいと思うところである。
その上で口まで出しているわけだから、ジャーナリズム(って何?)の風上には絶対に置いてはいけない存在と断定せざるを得ない。
(関連エントリー)
「これも日米の野球の違い?」
(引用)
<大連立>鳩山幹事長も8月に「読売の渡辺主筆」から
(毎日新聞 - 11月08日 11:32)
民主党の小沢一郎代表が福田康夫首相との党首会談で議題になった大連立について「約2カ月前に仲介者と会談した」と明らかにした問題で、民主党の鳩山由紀夫幹事長は8日午前、TBSのテレビ番組で「(仲介者は)読売新聞(グループ本社会長)の渡辺(恒雄)主筆ではないかと思っている」と述べた。
しかし鳩山氏は「小沢氏に確かめたわけではない」とも述べた。また鳩山氏は同日、東京都内で記者団に対し、鳩山氏も8月21日に渡辺氏と会談し、大連立構想や中選挙区制度の復活を提案されたが、拒否したことを明らかにした。
(引用終)