サーフボードで亡命!?
この真冬に、モロッコからスペインまで、サーフボードで亡命しようとした三人組がいたらしい。
ということがニュースになっているくらいだから失敗したのではあるが。。。
(引用)
サーフボードで海峡横断試みた3人、フェリーが救助
[マドリード 26日 ロイター] スペインを目指しジブラルタル海峡をウィンドサーフィンのボードで渡ろうとした3人がフェリーに救助された。26日付のムンド紙が伝えた。
11月20日にモロッコのタンジールに向かっていたフェリーの乗客ミゲル・マリンさんによると、3人は、おもちゃの櫂(かい)でボードを漕ぎ、後方に身の回り品を入れたタイヤを引っ張っていた。
マリンさんはムンド紙に対し、「彼らは靴を履いておらず、全身ずぶぬれだった」とコメント。さらに「フェリーの乗組員の何人かはアラビア語が話せたため、3人と会話することができた。当初、3人のうち1人は救助のボードに乗り移ることに抵抗したが、最終的には説得させられた」と当時の様子を語った。
大西洋と地中海を結ぶジブラルタル海峡のモロッコ─スペイン間の海峡幅は、最も狭い部分でも13キロある。
(引用終)
というような具合ではあるのだが、このニュースどうも単に冒険しているようにしか読めなかったので、一応調べてみた。
スペインでの報道によると、やはり、これは亡命で、サーフボードでやってくるケースは稀であるとはいえ、ボートやカヤックに乗って、南側の大陸からスペインに向かってくるのは日常茶飯事で、あまり大きなニュースにはなっていない。
それにしても、この三人の不幸なのは(いや全ての亡命者がそうなのかもしれないが)、前日の夜の11時に海岸を出て朝の10時に発見されるのだが、その時点で、海岸線からは、船のスピードで10分の距離しか進んでいなかったということである。
真冬の3メートルの波の中で、一人は、力尽きてボードに捕まっているのがやっとだったようだ。
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「気になる改宗トルシエの動向(あおのり世相をぼやく)」
(引用)
The three men had been paddling since the night before when they were rescued by the Tarifa ferry
The news was released on Monday of three desperate migrants from Morocco who were rescued by the crew of the Tarifa ferry last week while they were trying to paddle across the Strait of Gibraltar on a surfboard.
The board was spotted, amid waves of three metres high, when the ferry was some 10 minutes outside Tangiers, shortly before 10am on Tuesday last week: they told the crew they had set off from Rabat at 11 o’clock the night before.
One passenger on the ferry told El Mundo newspaper that all three were shivering with the cold, and one man had fallen off and was in the water, but still holding on to the board.
They were handed over to the Moroccan authorities at the port in Tangiers.
(引用終)