テディベアに「ムハンマド」と命名させた英人教師逮捕
スーダンで、学校の授業でクマの縫いぐるみ「テディベア」にイスラム教預言者ムハンマドと同じ名前を付けさせたインターナショナル・スクールの英国人女性教師が、イスラム教を冒涜した疑いで逮捕されたらしい。
というニュースを、いわゆる一つのワイドショーででやっているのを偶然見ていたのだが、「人名には付けているのに、、、」とか、「だからイスラム教は、、、」とか、「ジーザスとでも名付けておけばよかったのか」などと、ゲストと呼ばれる人が言っていた。
少なくとも、以下に引用した記事は、重要な点を書いていないから話がややこしくなってしまっているような気がしてならない。
イスラム教においては、「偶像崇拝を禁止している」上に、特に「ムハンマドの偶像化」は禁止されているわけで、その前提に立てば、明らかに冒涜である。
もっとも、こんなことで逮捕するという「政教分離ができていない」ところは、改善してもらいたいところではあるが。
思想や宗教なんて、人それぞれ、国それぞれなので、クリスマスを祝った一週間後には寺で鐘を突き、その足で神社に行く我々が、訳も分からずにただ非難するという行為に出るのは慎みたいところである。(ちなみに、このワタクシ、この時期だけは、イスラム教に改宗している。-参照:「この時期(あおのり世相をぼやく)」)
昭和18年の日本で、人形に「ヒロヒト」と名を付けて、頭を撫でていたら、間違いなく牢屋にぶち込まれていただろう。。。
(関連エントリー)
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(引用)
テディベアに「ムハンマド」は冒涜=児童に命名させた英人教師逮捕-スーダン
(時事通信社 - 11月27日 07:01)
【ロンドン26日時事】スーダンの首都ハルツームで25日、学校の授業でクマの縫いぐるみ「テディベア」にイスラム教預言者ムハンマドと同じ名前を付けさせたとして、インターナショナル・スクールの英国人女性教師(54)が逮捕された。教師はイスラム教を冒涜(ぼうとく)した疑いが持たれている。
現地からの報道によると、女性教師は数カ月前、6、7歳児対象の授業で、児童の1人が持参したテディベアに好きな名前を付けるよう指示。その結果、最も人気の高かったムハンマドに決まった。ところが、事実を耳にした複数の保護者が教育省に苦情を申し立てたという。
教師が既に起訴されたとの情報もあるが、在スーダン英国大使館は確認していない。有罪となった場合、最長6月の禁固刑や、むち打ち40回の刑などの可能性がある。
[時事通信社]
(引用終)