Counter

カウンター
Locations of visitors to this page

QR code for mobile

「あおのり世相をぼやく」に携帯でアクセス

携帯にURLを送る

« 出会いがしらのプロポーズ | メイン | 小売店で銃を販売する国 »

ドメスティック・バイオレンスに思う

 「男女間における暴力に関する調査」結果によると、夫から心理的攻撃を含む暴行(DV被害)を受けたことがある妻が3人に1人いるということである。

 結婚というものに縁のないこのワタクシが言うのもなんだが、確かにDV被害はあっちこっちで報告されているので社会的な問題になっているというのは知っている。
 しかし、33%の家庭でDV被害があるって、ほんまかいな?
 女性が黙って我慢しているからかもしれないが、このワタクシの周りの「夫」という職業の方からの被害報告の方が圧倒的に多いのも事実である。内閣府ともあろうものが発表する以上、妻の「3人に1人」というなら、夫の方の数値も出してもらいたいものである。
 そもそも、「オカミ」や「マスコミ」の報告をまずは疑ってかかることにしているこのワタクシは、一応内閣府のサイトを見てみた。( 内閣府 男女共同参画局 )
  
 まずいきなり分かったことは、この調査は、「女性に対する暴力に関する調査研究」であった。つまり男性が加害者であるという前提で調査されている。だから、このワタクシの欲求する「夫の方の数値」は分からない。
 せっかく内閣府のサイトに行ったので他の報告も暇つぶしに見てみた。

 うぎょ~、、、新たな事実が。。。
 平成15年に報告されている「配偶者等からの暴力に関する調査」によると、、、
 「配偶者等への加害経験」では、
  年齢が上がるにつれて、女性の加害率が男性の加害率より高い。
 さらに、
 ・身体を傷つける可能性のある物でなぐる、では、
  圧倒的に女性の方の加害率が高い。
 ・自分が悪かったとは思っていない、では
  明らかに女性の比率が高い。
 また、「配偶者からの被害経験」では、
 ・身体に対する暴行を受けた
 ・恐怖を感じるような脅迫を受けた
 ・いやがっているのに性的な行為を強要された
  のすべてにおいて、男性からの被害報告の方が女性からのものよりも多い。

 ここでは分からなかったが、今回の「女性に対する暴力に関する調査研究」にある「心理的攻撃を含む暴行」を男性にも調査したらすごい数値が出たのではないか、と思うところである。


 まず、夫妻のどちらであっても家庭内暴力はいかん、というのは大前提であって、今回の調査には文句はない。
 しかし、「妻」という切り口があるなら、「夫」という切り口でも調査しないといけないはずである。いや、調査は(それなりに)しているのだから、マスコミがわずかのキーワードだけで調査結果を報告してはいかんのである。
 そうでなければ、この調査結果を知らされた国民は、「妻」と「被害」というキーワードだけに扇動されてしまうことになる。そもそも、「妻」という言葉と「被害」という言葉には何の関係もないのに、これがセットになったら「夫」という言葉と「加害」という言葉までセットになってしまう(これが修辞というものである)。現実的には、妻の加害率の方が高いにもかかわらず。。。


 なお、別に「男」を弁護するためにこの文章を書いているのではない。
 マスコミが事実をきちんと報道しないと、またあの時代に戻るのではないか、、、という危惧がこの文書を書かせるのである。


(参考)
 「謝罪なし
 「コメントできない


(引用始)
妻の3人に1人がDV被害=4割が離婚を断念-内閣府調査
(時事通信社 - 04月14日 19:10)
 内閣府が14日発表した「男女間における暴力に関する調査」結果によると、夫から心理的攻撃を含む暴行(DV被害)を受けたことがある妻が3人に1人に上った。このうち、離婚を考えたものの踏み切れなかった妻は4割を超えた。 調査は2005年11月から12月にかけて、全国の成人男女4500人を対象に実施した。有効回収率は64.2%。[時事通信社]
(引用終)





トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://panchodeaonori.net/mt/mt-tb.cgi/2217

コメント (3)

lin27:

暇つぶしののりですごい発見ですね。たしか、時代が変わってます。

> ・自分が悪かったとは思っていない、では
>  明らかに女性の比率が高い。

これ、とってもリアリティがあってドキッとします。。

みっち~さん、

 ひょっとして、怖い奥さんでもいらっしゃるのですか?

コメントを投稿

現在迷惑コメント多数の為、コメント欄を閉鎖しています。
コメントは、「ぱんちょなあおのり物語」内にある同じタイトルのエントリーにお願いします。

よって、以下のフォームからコメントをいただいた場合は、公開まで少々お時間をいただいております。

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)