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ホリエモンの食ったウニ・イクラ丼

 ホリエモンの初公判の様子を伝えるのに、ウニ・イクラ丼の写真が登場したり、現物を持ち込んで紹介したりするマスコミを吉川潮氏が嘆いているようだ。

 ネットサーフィンをしていてある記事に目を通すとき、たいていの場合、タイトルを見てから本文を読んで、最後に作者の名前を知ることになる。(それは新聞でも同じか)
 そこで以下の産経新聞の記事も、一読したときは「新聞社にしては違和感のある内容だな」と思ったのだが、これを書いた人の名を見て少し納得。
 「この人が書いた文章であればぼやかないといけない(?)」と思い、何度も読み返してみたのだが、読めば読むほど(細部は別として)内容が「その通り」と感じられるのである。
    
 すると、最初の「違和感」は一体何だったのか?
 ここからは、いろいろ考えた結果の推測にしか過ぎないが、、、
 少なくとも新聞社の載せている文章を読んでいたこのワタクシからすると、「新聞社の書く文章の一般的な印象」という先入観を持って読んでいたと思われる。
 しかし、文章の中身は、どこのブランドの服を着ていたとか、昼飯に何を食べたかなどという愚にもつかないことを例に挙げてしまっている。「近年のマスコミの悪しき傾向」を批難するための文章を、曲がりなりにも作家という肩書きを持つ人が書くのであれば、同じ例を挙げるにしても、大衆が簡単に興味を持ってしまいそうな例ではなく、もう少し高尚な例を挙げてほしいものである。事実として「ウニ・イクラ丼」や「焼き肉弁当」が出てきている以上、それらを例に挙げるのは仕方がないが、それらの小道具を使って、いかに社会に何かを訴えるかということが欠落している気がしてならない。
 要するに、この人の書いている文章は、この「あおのり世相をぼやく」でこのワタクシが書いている文章と同程度のレベルの低さである。「こういう事実がありました」、、、それは「けしからん」、、、「もう止めよう」だけを書くのであればこのワタクシでもできるのである。

 さらに、追い討ちを掛けるように、
「昼飯のメニューを書くことを情報と勘違いし、弁当の現物を紹介すれば喜ばれると思っているとしたら、新聞とテレビは読者や視聴者を「その程度の連中」となめているとしか言いようがない。」なんて文章は、巷に転がっているような文章だし、
「記事だけでなく、写真も小さくていい。あの品性のかけらもない顔をアップで見たくない。マスコミは何かというと「知る権利」を主張するが、読者や視聴者には「知りたくない、見たくない権利」もあると思う。」という部分も、わざわざ作家が書かなくても、「青年の主張」なんかでよく聞くような話である。
「チンピラ経営者が起こした証券取引法違反事件などより、もっと大きく取り上げるべき裁判があるはずだ。」というくらいなら、アンタが、その事を話題にしてホリエモンを話題に挙げなければ良いのではないのか。

 つまり、このワタクシの持った違和感というのは、これが新聞の読者投稿欄に掲載されていて、最後の部分が「(作家・吉川潮)」でなく、「吉川潮 杉並区」と書かれていれば、持つことのない違和感であったと思うのである。
 もっとも、このワタクシのような小市民の違和感なんてどうでも良い話で、この人を世間が作家と認めていて、この人の書く文章が名文と認知されていれば、このワタクシがおかしいだけである。いや、このワタクシがおかしいのは、最初から判っているのだが。。。


(「吉川潮」関連)
 「こんな文章で「半ズボンはダメ」と言われても。。。
 「ガッツポーズと礼儀とハンカチ王子


(引用)
【コラム・断】何がウニ・イクラ丼だ!-話題!ニュース:イザ!
 堀江貴文被告の初公判の様子をどのマスコミも大きく取り上げた。世間を騒がせた人物であり事件であったから無視はできまいが、ちょっと騒ぎすぎではなかろうか。
 公判の模様を報道するのはいいとして、堀江被告がどこのブランドの服を着ていたとか、昼飯に何を食べたかなどという愚にもつかない情報を垂れ流すことだけはやめてほしい。スポーツ紙はウニ・イクラ丼の写真を載せていたし、ワイドショーに至っては現物を持ち込んで紹介したうえ、「明日はこれを食べるはずです」と堀江被告が注文したという焼き肉弁当まで映していた。
 こういうマスコミの姿勢がそもそも堀江被告をつけあがらせたとは思わないのか。大々的な扱いを知った堀江被告が「自分はまだマスコミ的人気がある」と思い込み、また図に乗りかねない。
 昼飯のメニューを書くことを情報と勘違いし、弁当の現物を紹介すれば喜ばれると思っているとしたら、新聞とテレビは読者や視聴者を「その程度の連中」となめているとしか言いようがない。
 記事だけでなく、写真も小さくていい。あの品性のかけらもない顔をアップで見たくない。マスコミは何かというと「知る権利」を主張するが、読者や視聴者には「知りたくない、見たくない権利」もあると思う。
 チンピラ経営者が起こした証券取引法違反事件などより、もっと大きく取り上げるべき裁判があるはずだ。たとえば、社会問題となった殺人事件の公判の様子をもっとくわしく報道すればいいのにと思うことがある。
 知りたいことを伝えず、知りたくないことを伝える。近年のマスコミの悪しき傾向である。(作家・吉川潮)
(引用終)





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