あおのり世相をぼやく

　大学生は、アルゼンチンの銀鉱を訪れた際に「おみやげとして選んだ」と説明しているようだ。
　一体全体何を考えているのか。。。
　このワタクシ、飛行機に乗る回数が極めて多いだけに(参照：「Pancho de AONORI FLYING HIGH」)、飛行機に乗るときに最も厄介な手荷物検査場でドンくさいヤツに対しては、いつも殴り倒したくなってしまう衝動にかられてしまうのである。
　検査場の行列の途中に、「小銭は出せ」とか「パソコンは出せ」とか書いてあるにも関わらず、機械の前までやってきてから、やおらポケットの中の小銭をジャラジャラ取り出すヤツとか(こういうヤツに限って小銭を財布に入れずに剥き出しでポケットに突っ込んでいたりする)、指摘されて始めてパソコンを取り出すヤツとか。。。　挙句の果てに、「なぜダメなんだ」と開き直るヤツまでいるのである。この前なんて、爪切り一個で逆上したヤツがいて、行列が進まず大変な迷惑を被った。
　このワタクシの長い航空会社との闘い(参照：「オーバーブッキングで大暴れ」)から判断する限り、飛行機なんてものは「金を払って乗ってやっている」乗り物ではなくて、「金を払って乗せてもらっている」乗り物である。乗せてもらっている以上、ルールに従わないヤツは、叩きおろしてもらわないと他の客が迷惑するのである。
　ちなみに、このワタクシ、昨年は二日に一回のペースで飛行機に乗ったが(＝手荷物検査場を通ったが)、あの検査場の機械を鳴らしてしまったときは、ものすごく屈辱を感じるのである。このワタクシも手荷物検査場のプロである。あの機械の音を鳴らさないために、幾多の努力をしてきたことか。ベルトを着用するのは止めたり、列の途中にいるときから靴を脱いだり、様々な努力をしてきた。
　それでも、機械の方も年々レベルアップしているので、うっかり鳴らしてしまうこともある。それは本当に屈辱的である。
　というようなプロフェッショナルな人間の前で、まったく検査を受ける準備をしていないヤツがチンタラチンタラしていると、まさに殴り倒したくなってしまうのである。
　いっそのこと、あの機械を鳴らした人間は、無条件で飛行機には乗せないルールなんかを作ってほしいものである。

　おまけにだっ、、、このワタクシ、成田空港の空港利用税は、日本人の中でもトップクラスに支払っている自負がある。そのワタクシと、５年に１回しか海外に行かないヤツが同じ列にダラダラと並ばされることには憤りを感じざるをえないのである。(ようやく最近になって日本の空港にも変化が出てきたが)
　おっと、熱くなりすぎた。。。　どうしても、航空関連となると熱くなってしまうのである。
　

　だから、、、今回のアメリカの大学生なんて、当然死刑である。
　それにしても、アルゼンチンの空港では通ってしまったというのが理解に苦しむのである。
　アメリカの検査が厳しいのか、アルゼンチンの検査がいい加減なのか。。。(それにしても、ダイナマイトでっせ。。。)

(「空港で拘束」関連)
　「大人の玩具が爆弾に」
　「大人の玩具を爆弾と言い訳した男、無罪に」

(「先進国の首都の空港」関連)
　「首都の空港 アーカイブ」

(引用)
「バッグの中のダイナマイトはおみやげだよ」 | エキサイトニュース
[ 2006年10月06日 13時28分 ]
[ヒューストン　5日　ロイター]　バッグにダイナマイトを入れて旅客機に乗った米国人旅行者が、手荷物検査官に「これはおみやげだ」と説明していたことがわかった。男は告発され、有罪になれば最高懲役10年と莫大な額の罰金が科せられる。
告発されたのはハワード・マクファーランド・フィッシュ（21）で、爆発物を所持して航空機に乗ったことと、安全要件を違反して飛行場に入った罪で告発された。
ペンシルバニア州のラファイエット大学の学生であるフィッシュは8月25日、アルゼンチンから帰国する途中、ヒューストン国際空港で、検査官に拘束された。検査官はダイナマイトの束、導火線、工業雷管をバッグから発見した。
フィッシュは、これらのアイテムをアルゼンチンの銀鉱を訪れた際に「おみやげとして選んだ」と説明した。
爆発物を所持して航空機に乗る行為は、最高懲役10年・罰金25万ドル（約2950万円）の重罪、空港の安全要件違反は最高懲役1年・罰金10万ドル（約1180万円）の軽犯罪だ。
裁判日程はまだ決まっていない。フィッシュは7万5000ドル（約885万円）で保釈された。
(引用終)