トロントを嫌いになろう
カナダで、「トロントを嫌いになろう」という映画が作られたらしい。
(引用)
カナダのドキュメンタリー映画、タイトルは“トロントを嫌いになろう”
[ 2007年04月15日 10時07分 ]
[トロント 12日 ロイター] トロントに対する嫌悪感は他のカナダの都市で根強いものがあるため、ある映画制作会社がこの“嫌悪感”を主題としたドキュメンタリー映画を制作した。
「トロントの人々には魂が無い。企業ゾンビばかりで視野の狭いやつらばっかりだ」、そう映画でコメントするのはバンクーバーで活動するパンクバンド「D.O.A」のメンバー、ジョーイ・キースレイ氏。また、この映画の題名は「みんなでトロントを嫌いになろう」というもの。
来週開催予定となっているホット・ドッグス・ドキュメンタリーフェスティバルで公開される。「ミスター・トロント」と呼ばれるキャラクターが「トロントを理解してもらう日」との垂れ幕を掲げてカナダを横断したが、その旅を密着取材した内容だという。
ミスター・トロントはカナダ最東部のニューファンドランド州からバンクーバーまで旅をした。特にバンクーバーはカナダの中心的金融都市であり、英国文化が根強いためトロントへの嫌悪感が深い都市となっている。
「思っていたより、人々のトロントに対する嫌悪感は見られませんでした。むしろ言われていたより興味を持っているようでした。人々は嫌々ながらニューヨークを尊敬しており、嫌々ながらロンドンを尊敬している。しかしトロントに対して同様の感情を持っている人はいませんでした」とこの映画の制作に加わった助監督はコメントしている。
映画制作のきっかけとなったのは、1956年に公開された同タイトルの映画。今後は他国でも人々の“好き嫌い”をテーマとした映画を制作したい、と助監督は言う。
(引用終)
「世界で最も親切な都市(あおのり世相をぼやく)」にも書いたとおり、このワタクシは、トロントを過去20年くらいけなし続けている。
その理由は、まさに今回の記事に「トロントに対する嫌悪感は他のカナダの都市で根強いものがある」と書いてあるとおりで、その前提に則ったものである。(もっとも、実際には、世界有数の美しい街だとは思うが)
詳細は省くものの、歴史のイタズラでタナボタ的に大都会になってしまったトロントを、他の所に住むカナダ人が毛嫌いするのは仕方の無いことであろう。
大都市の割には、インフラを含め都市化が後手に回ってしまったこともある意味仕方が無い。
カナダ自体は超先進国であり、次のオリンピックで、同国でのオリンピックは三回目(日本と同等か)にもなるというのに、トロントはまったく関与していない。
トロントが嫌われていることをトロント人自身が自覚していて、他の年に住むトロント人はその覚悟で住んでいるのに、トロントに住んだことがある日本人の方がトロントを擁護するのが不思議である。。。(住めば都と言うからな~)
とはいうものの、人間の見る歴史の変化なんて限られた程度である。
長い人でも100年そこそこである。
いずれは、トロントでもオリンピックが開催され(?)たり、世界の他の大都市と肩を並べるような都市になる(?)かもしれない。
それまでは、つまり、このワタクシの目の黒いうちは、冗談でけなし続けよう。