全国学力テスト各県結果(副題：嗚呼大阪。。。)
全国学力テストで、小学校と中学校の両方で「アベック最下位」の沖縄県が、学力向上のための支援を国に要請したようだ。
そんなニュースを見て、そういえば我が故郷大阪もそんな事を言っていたな～という気がしたので一応確認してみると、やはり府教育委員会が、教職員定数の増員計画を掲げている文部科学省に対し、増員分を府内に重点的に配分するよう要請しようとしているとのことだ。
ついでに各県の反応を見てみると、「我が県は平均」とか「平均やや上回る」とか「神奈川首都圏最低」とか様々である。
もちろん、結果の良かった件は自信満々だろうし、悪かった件は「支援要請」となる気持ちは判らなくもない。
しかし、論調の中に、「極めて厳しい結果」とか「結果に落胆」というように、選挙に負けた政治家のような答弁をしている教育委員もいる。
【結果一覧】
(小学校)
・ １位 秋田
・ ２位 福井
・ ３位 香川
・４５位 大阪
・４６位 北海道
・４７位 沖縄
(中学校)
・ １位 福井
・ ２位 富山
・ ３位 秋田
・４５位 大阪
・４６位 高知
・４７位 沖縄
そもそもこのテストの目的は何なのだ？
県毎の順位なんてのは、各県教育委員会には重要かも判らないが、庶民に取ってはどうでもいい話である。
しかし、公表してしまうと、例えば、小学校でも中学校でもトップ３に入っている秋田の子供は、同じくワースト３に入っている大阪や沖縄の子供より偉いと勘違いしてしまうだろう。
あくまでも偉いのは平均であって、アンタじゃないのである。
一方、ワースト３に入っている大阪と沖縄の子供はどう思うのか？
「おいおい、俺らワースト３やってぇ。さすが大阪の仲間は洒落が判んのぉ～。こんなもん適当やでぇ～。せやけど北海道はもっとアホらしいでぇ」
「最下位？ なんくるないさ～」
大阪も沖縄も気にしない。。。(この二府県だと例が悪いのか)
各都道府県の教育委員会の見栄のためにくだらない結果公表はやめてほしいものである。
なお、新聞などの論調には、「上位県と下位県の経済格差」だとか、「平均的に都市部が好成績」だとか勝手な解説をしているが、どの当たり障りのない解説を読んでも、経済力があり都市部である「大阪撃沈」の理由は説明がされていない。
嗚呼、大阪。。。
(関連エントリー)
「ケチでセッカチな大阪人というが(あおのり世相をぼやく)」
「大阪女と振り込め詐欺(あおのり世相をぼやく)」
「大阪のブランドイメージ(あおのり世相をぼやく)」
「ふるさとの訛なつかし(ぱんちょな恋の物語)」
(引用)
全国学力テストで最下位の沖縄県、文科省に支援を要請
(読売新聞 - 11月05日 19:03)
今年４月、４３年ぶりに実施された全国学力テストで、成績が伸び悩んだ沖縄県の教育委員会が５日、文部科学省を訪れ、学力向上のための支援を要請した。
同県は、小中学校の国語、算数・数学の８種類のテストすべてで平均正答率が全国で最も低かった。
この日は、＜１＞結果の検証に助言を与える文科省職員の派遣＜２＞教員ＯＢを配置するための予算増＜３＞小規模校への教員の増員――などを要請した。
同県教委の仲村守和教育長は、「これまでも独自に学力向上策に取り組んできており、結果はショックだった。教育の機会均等のためにも支援をお願いしたい」と話した。
(引用終)
