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反日騒ぎの理由

 中国の瀋陽の日本総領事館前で、「日本人がタクシー運転手に暴行を加えた」との噂を元にした反日デモが起こったが、実はタクシー運転手に暴行を加えたのは中国人だったらしい。

 暴行云々は別として、この日本人、そもそもなぜタクシーのシートにチューインガムを付けておきながら喧嘩になるのだ。普通、例えば日本に住んでいる日本人なら、謝るのが筋ってもんでしょう。つまり、この人、日本にいても少々問題があるような気がしてならない。(どうも記事の方がおかしくて、チューインガムを付ける前に口論となっていて、腹いせにチューインガムを付けたような気もするが) おっと、この日本人の話はどうでもよい。
 
 結果として反日デモが起こってしまったのは非常に残念である。
 いずれにしても、反日デモそのものの背景はチューインガムや暴行ではなく、もっと大きな歴史的背景があるので、このワタクシレベルではぼやきようもない。
 一方、脱北者で世界的に有名になったこの領事館、今度は、デモが起こるや否や注意喚起である。(参照:「::在瀋陽日本国総領事館:: 注意喚起(当館に対する抗議行動) 」)
 「注意喚起」自体は問題ない。問題は中身である。
○ 今回の事態を踏まえ、タクシー乗車の際には特別の注意を払い、大声で日本語で話すことは慎むこと。
○ 集団で騒ぐなど、日本人と分かるような目立った行為は慎むこと。
○ 自社の従業員を含め中国人と接する際には、言動等に注意すること。
○ 当館のホームページ、外務省の海外危険情報などをこまめにチェックすること。

 「大声で日本語で話すことは慎むこと」、「集団で騒ぐなど、日本人と分かるような目立った行為は慎むこと」って、要するに、「日本人はコソコソ暮らせ」ということですな。
 民間は、外交官や大使館員のような送り迎えもないし、税金で中国語を勉強してうまくなったわけでもない。どうやって、日本人ではないフリをしろというのだ。
 少なくとも、民間レベル、産業レベルでの日中関係に大きな問題はない。
 問題があるのは、政府レベルだけである。
 反日活動についても、政府の今までの姿勢から起こってきたのは火を見るより明らかである。
 その結果、被害を被るのは民間ばかりである。
 もちろん、上海の領事館でも瀋陽の領事館でも目の前でデモが起こったり、破壊活動が起こったわけだが、所詮は治外法権な場所である。民間には、隠れるところはどこにもない。

 こんな内容の注意喚起をするくらいなら、体を張って公務員の給料まで稼いでいる民間をしばらく保護してくれたって良さそうなものだ。
 
 いずれにしても、政府が今のような対応をしている限り、この手の騒動はまた起こるであろう。
 反日騒ぎの理由を「誤報」で済ますくらいは、政治家や外交官でなくてもできるのである。

(「公館」関連)
 「在仏日本大使館の抗議も理解はできるが、、、
 「脇が甘い日本の外交
 「いわくつき上海カラオケクラブの正体


(引用)
イザ!:とんだ伝達間違い 瀋陽の反日騒ぎ「運転手殴打は中国人」-世界からニュース
 中国東北部の瀋陽にある日本総領事館前で今月21日から22日未明にかけ、「日本人がタクシー運転手に暴行を加えた」とのうわさが広がり、200~300人が抗議行動を展開したが、国営新華社通信は23日、日本人の男性客がチューインガムをタクシーのシートにつけたため運転手と口論になったものの、運転手を殴打したのは日本人の友人の中国人だったと伝えた。総領事館もホームページで「日本人と同乗していた複数の中国人客がタクシー運転手に暴行を加えたことが、日本人による暴行としてタクシー運転手の間に広まった」と説明している。
(引用終)





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