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読売のクレイジーマネー

 阪神の岡田監督が、読売の大型補強について痛烈に批判しているようだ。
 今更、読売の補強ぶりをどうのこうの言っても仕方がないので、そのことは無視させていただく。

 このワタクシとしては、以下のデイリースポーツの記事を読んで、全然関係のない部分が気になって仕方がない。(デイリースポーツは一番の愛読紙なので、文句を言うつもりはないが)

 それは、「同一リーグの他球団で活躍した選手を“クレージーマネー”で次々と獲得した姿勢に不快感たっぷり」という部分である。
 このワタクシ、何を隠そう、某大学の外国語学部英語学科というところを出ている。ちなみに、岡田監督夫人は大学の大先輩だ。(おっと、そんなことはどうでもよかった)
 何が気になったかというと、「クレージーマネー」の部分である。
 「クレージーマネー」とは、「クレージー=狂った」と「マネー=お金」の熟語なので、「狂ったお金」である。つまり、「お金が意思を持っていておかしく」なったとか、「1,000円札投入したのに、100円と認識された場合」にしか使えない表現だと思うのである。
 「狂った」のは読売のフロントであり、「お金」ではないはずである。要するに、「狂ったお金の使い方」で次々と選手を獲得したことを岡田監督は批難しているのであり、「狂ったお金」とは絶対に言っていないと思うところである。

 日本人は、(世界的に真実かどうかは別として)英語が苦手であるということを認めている国民である。
 その割には、簡単に外来語を使いたがるという二面性を持っているような気がしてならない。
 そして、その外来語は大抵の場合間違っている。
 我々は、絶対に外国語は上手くならない。


(関連エントリー)
 「日本語の柔軟性万歳!
 「小学校からの英語教育なんて
 「小学校からの英語教育なんて(2)
 「我々の母国語
 「北京市「おかしな英語」根絶へ!





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