あおのり世相をぼやく

　世の中が大騒ぎになっている割には、予約もせず、待つこともなく手に入れることができたのは、どうも(良い意味で)納得がいかないが、世の中ってのはこういうものなのだろうか？

　で、このiPhone 3Gには、auで回線だけ持っていて、ず～～っと基本使用料だけ払い続けていた電話番号(参照：「携帯電話でロマンス」)をナンバーポータビリティ(ＭＮＰ)で移してきた。
　ついでに、パソコンからの通信用に使っていたウィルコムのＰＨＳも解約したら、月々の支払いでは元が取れてしまった。(もっとも、iPhone 3Gの本体代金は当分払わないといけないが。。。)

　このワタクシ、強烈なＰＤＡユーザーで、過去１５年くらい、ＰＤＡが電子手帳と呼ばれていた頃からのＰＤＡが家にはゴロゴロしている。
　今世紀に入ってからは、コンパックというかＨＰのものに凝っていて、「これで通信ができれば言うことはない」と思っていると、ＰＨＳを格納できるようなものがでてきたり、無線ＬＡＮをキャッチするものが出てきたりして、結構満足していた。
　そういう意味では、iPhoneは、電話にＰＤＡが付いたような感じなので、実は今までこのワタクシが使っていたＰＤＡ＋通信とはあまり変わらない。
　おまけに、時代はずっと進化してしまって、この国では、携帯電話だけでＰＤＡのできるたいていのことができてしまう。

　すると、、、iPhoneはなくても良いような気がするのだが、やはり、そこはＰＤＡオタクのこのワタクシとしては、電話としてではなく、ＰＤＡとして手を出しておかねばならない。

　とはいえ、少なくとも電話をiPhoneだけにする勇気はないので、ソフトバンクの別の回線は維持したが、そこでヒラメイた！
　今使っているソフトバンクの携帯への着信はすべてiPhoneに転送し、iPhoneは、「PDA＋iPod＋電話着信」とする。
　発信は今までどおり携帯電話から行う。
　すると、iPhoneでは、基本使用料以外はまったく必要ないことになる。(パケットは、上限まで最初から払っているし)
　そして、ソフトバンクの携帯電話からソフトバンクのiPhoneへの転送は、家族通話(オレともう一人のオレは家族なのか？)で２４時間無料なので、iPhoneを着信専用に使っても何の問題もない。

　iPhoneを買う前だって、携帯電話とiPodを持ち歩いていたわけだから、携帯電話とiPhoneを持ち歩くのは、大きさ的にはまったく変わらない。
　その上で、携帯電話で使っていたメールやおサイフ携帯はそのまま使えるし、iPodとしてのiPhoneで音楽も聞けるわけだ。
　つまり、iPhoneからの発信をしなければ、iPhoneの料金は基本料金だけとなり、その基本料金で、今までの「携帯＋iPod」以上のことが「携帯＋iPhone」でできれば、得したようなモンである。

　そう考えると、先日ヒューストンの空港で、「iPod nano」が自動販売機から落ちてこなくて買えなかったのは、何かの啓示ではないかと思うところである。(参照：「アメリカの自動販売機」、「アメリカの自動販売機(２)」)
　もっとも、金はドブに捨てたようなモンだが。。。