本塁打ビデオ判定導入へ
アメリカ・大リーグのGM会議で、本塁打の判定に限定したビデオ判定制度の導入を可決し、コミッショナーに導入要望書を提出したとのことである。
どんなスポーツでも、ビデオ判定を導入するということには抵抗が多いことは否めない。
動きの中のある瞬間を止めるわけだから、例えば、外野手が直接捕球していれば帰塁を試みたけど、ワンバウンドだったら2つの塁は進んでいたはずだ、みたいなケースはどうしようもない。おまけに、足の速い選手だったら2つの塁を進めただろうが、あの選手なら1つだけだろうということもある。
それを相互の合意の下(要するにルールの下)で、エンタイトル2ベースにされても納得のいかないものがある。我々阪神ファンは、このルールのおかげで、1992年に本当に悔しい思いをした。
いずれにしても、野球ほど審判が判断を下す回数が多いスポーツも珍しいだけに、全ての判定とはせずに、本塁打の判定に限定したというのも理解はできる。
日本の野球のルールは、大抵1年程度の遅れで大リーグに従っているので、今後の大リーグの動きが気になるところである。
ここからは全くの余談ではあるが、、、
野球の判定でよくもめるのケースの一つに、打球がポールの内と外のどちらを通ったかというのがある。
日本では、1978年の日本シリーズ最終戦で、この判定のために1時間20分近くも中断したケースまである。(このとき、子供だったこのワタクシは、試合が中断したので外にキャッチボールをしに行ったところ、帰ってきたらまだ中断していて驚いたものである)
それから30年近く経っても、「ポールの内外」は時々もめている。
であれば、まずポールの幅を5メーターくらいにしてしまい、キワドイ打球は全てポールに当たるようにしてしまったらどうなのだろうか?(もちろん、ポールの色は透明だ)
そして、高さは、最低限ドーム球場の天井までの高さは確保してもらいたい。
すると、巨大な板が両翼にあるわけだから、まず間違えるということもないだろう。
あのポールにまで広告を入れて金儲けしようなんて思うから細長い棒になっているに違いない。(ポールの幅がルールで規定されているというのは聞いたことがない)
非現実的ではあるが。。。
なお、余談ついでに、
大リーグでは、既に、非公式に全ての判定をビデオでチェックしている。(ストライク・ボールの判定も含めて)
そのために、各球場に監視カメラが設置されているのである。
これは、機構として確認しているだけであるが、現実的にはほとんど間違った判定はないようである。
別に間違ったから審判が怒られるということもないが、少なくとも審判の意識は高まっているに違いない。
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(引用)
本塁打ビデオ判定導入へ 米大リーグ
11/07 11:09
米大リーグのゼネラルマネジャー(GM)会議は6日、米フロリダ州オーランドで行われ、本塁打の判定に限定したビデオ判定制度の導入を可決した。導入時期は未定で、セリグ・コミッショナーに導入要望書を提出し、制度の詳細について協議を始めるという。
ビデオ判定で審議されるのは、フェンス際やポールぎりぎりの際どい本塁打の判定に限られる。打球がポールのどちら側を通過したのか、ファンの妨害があったのか、フェンスのどの部分に当たったのか、などを審判員らが映像で確認することになる。
大リーグ機構幹部のソロモン氏は「25対5で可決された。われわれは(導入の)最初の段階に入った」と語った。
この日は、試合の迅速化も検討され、投球間隔12秒の厳守、打者が打席を外す回数の制限設定を確認した。
(共同)
(引用終)