教職員リストラ計画頓挫の理由
中国では、結婚している教師を対象とするリストラ計画が発表されて以来、離婚ラッシュが相次ぎ、リストラ計画自体が頓挫してしまったらしい。
確かに、このワタクシが読んだニュースでも、広東省では、教師が離婚準備をするために忙しくて授業にならなかった学校があったということである。(そんなアホな。。。)
遼寧省丹東市の場合は、計画中止後、離婚した教師を説得したところ、41人中39人が再婚したとか。。。
ここからはまったくの推論ではあるが、、、
その昔、中国やソ連に足繁く通っていた頃、少なくともイデオロギー的には、日本よりは男女平等が進んでいた共産主義国では、取引先の上層部に女性がたくさんいて驚いたものである。単に日本がその点では遅れていただけだったとは思うが。
要するに、中国では、男女を問わず当然の如く就職し、結婚しても、子供ができても仕事を続けているので、同世代での女性の就職者比率は、日本などの資本主義の先進国より多いのではないかと思われるのである。
だから、このような結婚を条件にしたリストラ案が出てくるのではないかと勝手に想像しているのである。
とはいえ、日本だと、既婚者はリストラなんてことになったら、結果的に女性が辞めてしまうのではないかと思うのだが、中国ではそんなことはないはずである。
カナダに住んでいたときの友人が夫婦で同じ会社に勤めていたのだが、その会社でもリストラ案が発表され、夫婦ともにリストラされるとまずいので、リスク軽減のために、このワタクシの友人である夫の方はあっさりと転職してしまった。
なんてことを考えると、まだまだ日本は社会環境が違うような気がしてならない。
なお、今回の中国のように、簡単に離婚したり、簡単に再婚したりするのを聞くと、このワタクシが結婚も離婚もしたことがないというのが、どうも納得がいかない。
結婚とか離婚って、妙に簡単なもののように思えてきたニュースである。
(「離婚(の悲哀)」関連)
「石田純一説得できず」
「“太っちょ男”の米国横断に疑惑浮上」
「暴言を吐きまくるオウムの運命」
「ポール・マッカートニー現実の64歳に」
「新成田離婚」
「「嫁いじめ」で罰金750万円」
「離婚宣言」
(引用)
離婚ラッシュで教職員リストラ計画頓挫 | エキサイトニュース
[ 2006年09月28日 17時25分 ]
[北京 27日 ロイター] 中国で、子供がいて配偶者と離婚・死別した教師を対象外とする雇用削減計画が中止になった。計画発表後、教師たちの離婚ラッシュが始まったからだ。
27日付の上海日報によると、この計画は中国北東部・遼寧省丹東市の小中学校で実施されたが、その結果、41人の教師が離婚申請する騒ぎとなった。
同紙は「それと比較して、同市の2005年度離婚件数はわずか34件にすぎなかった」と報じた。
離婚ラッシュに驚いた教育委員会はこの計画を中止、離婚した41人を説得、39人が別れた配偶者と再婚したそうだ。
実用主義に徹した中国人雇用者が、離婚して雇用を守ろうとするのは、この計画が初めてではない。
昨年8月、中国北部・河北省の国営油田で従業員がリストラされた後、離婚した元従業員を再雇用すると発表した途端、離婚ラッシュが起きた。
(引用終)