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裸祭りポスターにJRが「待った」

 岩手県奥州市の伝統行事である裸祭の観光ポスターを市が駅構内に掲示しようとしたところ、JR東日本から待ったがかかったようだ。
 「男性の裸に不快感を覚える客が多い」という理由だとのことである。

 JR東日本は、「セクハラが問題になる中、公共の場でのポスター掲示の基準は厳しくなっている」と説明し、「単純に裸がダメというわけではないが、胸毛などに特に女性が不快に感じる図柄で、見たくないものを見せるのはセクハラ」と判断したと言っている。

 JR側の言っていることは理解できなくはないが、セクハラは見る女性の判断によって全員がセクハラと思うか思わないかは意見が分かれるが、「胸毛が不快」と言い切ってしまうのは、それ自体がセクハラよりも重大な人権侵害ではないのか?
 
 もっとも、この写真を見れば、JRの言うのも判らなくもない。。。


(関連エントリー)
 「いつも裸で買い物する金髪女性(写真付)
 「ローマのスペイン階段に全裸男現る。。。
 「裸の自転車行進(写真付)
 「全裸女性が洗車します!!!(写真付)
 「トレビの泉で全裸水泳(写真付)
 「美術教師、タブーに挑戦(写真付)
 「ワールドカップに裸の抗議(写真付)
 「裸の学生運動(写真付)
 「求婚のため全裸で疾走し発砲を受ける
 「裸自転車イベント(写真付)

 「珍写真集


(引用)
<裸祭りポスター>JR東が「待った」…女性が不快感
(毎日新聞 - 01月08日 02:43)
 岩手県奥州市の黒石(こくせき)寺で繰り広げられる伝統行事、蘇民祭(そみんさい)の観光ポスターを市が駅構内に掲示しようとしたところ、JR東日本から待ったがかかった。「男性の裸に不快感を覚える客が多い」というのが理由だ。数十年作製しているポスターの掲示拒否は初めてで、市は枚数を200枚減らして1400枚とし、駅で張れない分は市内や首都圏で張るという。
 祭りは、市内水沢区黒石の寺で裸の男衆が蘇民袋の争奪戦を繰り広げる。疫病よけや五穀豊穣(ほうじょう)などを願い1000年以上続くとされる。今年は2月13日夜~14日未明を予定している。
 ポスターは写真3枚を組み合わせ、ひげ面で胸毛の男性がアップに、奥に下帯姿の男性たちを配している。
 昨年11月30日に市がJR東日本盛岡支社に許可を求めた。JR側は本社の判断を仰ぎ、12月3日に図柄を変えない限り掲示できないと通知した。市は下帯など一部修正をしたものの、版下がほぼ完成しJRが求める図柄の全面変更は困難だった。
 JR東日本盛岡支社の佐藤英喜・販売促進課副課長は「セクハラが問題になる中、公共の場でのポスター掲示の基準は厳しくなっている」と説明する。そのうえで「単純に裸がダメというわけではないが、胸毛などに特に女性が不快に感じる図柄で、見たくないものを見せるのはセクハラ」と判断したという。
 奥州市水沢総合支所の佐々木禅(ゆずる)商工観光課長は「市と業者とで図柄を決めた後(の掲示拒否)で、日程的にも変更はできなかった」としたうえで「観光客が減るかもしれないが、市内に集中的に張ったり、首都圏の観光施設に掲示をお願いしたりして祭りを盛り上げたい」と話している。
(引用終)





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コメント (9)

目黒のさんま:

 たまたま昼のワイドショーを見ていましたら、軒並み「反JR」的な意見でした。
 さらに、写真のモデルの人も出演して、「ありのままの自分にケチをつけられて心外だ」というようなことを言っていました。
 私も同感です。

Aonori:

目黒のさんまさま
 
 情報ありがとうございます。
 やはり、これってどこかおかしいですよね~。

 今後ともよろしくお願いいたします。

miha:

ヒゲと胸毛が好きな私としても心外です。

モデルの人補足
この人は、何年も(20年くらいだったか??)このお祭りに貢献して来た人で、やっとポスターに載れた!と喜んでいたのに…ということでした。
それと、これが不快とかセクハラとかそうじゃないとか騒がれるのは、ある意味、いい問題提起なので、あえて受けて立つというようなスタンスでTVに出ていました。

※もうちょっと正面向き(つまり、こんなに上向いてなくて)で、顔も画面から少し切れてる感じだったら、おそらく問題なかったと思われる。。。

mihaさま

>ヒゲと胸毛が好きな私としても心外です。
 こりゃまた、面白いところに興味がおありですね。


>モデルの人補足
>いい問題提起なので、あえて受けて立つ

 なるほど。
 どうなるか楽しみです。

>もうちょっと正面向き(つまり、こんなに上向いてなくて)で、顔も画面から少し切れてる感じだったら、おそらく問題なかったと思われる。。。

 顔の問題ですか。。。

ゆ:

宣伝効果大だったよね。
却って、良かったよね。災いも福?
あたしだって、今回で初めて知ったんだもん、
この祭り。

Aonori:

ゆさま、

 確かに、毛がの功名、いや怪我の功名ですね。
 是非とも見に行ってください。

仕事柄、どの段階で JR に見せたのか気になります。
>市は下帯など一部修正をしたものの、版下がほぼ完成しJRが求める図柄の全面変更は困難だった。
>日程的にも変更はできなかった

記事を見ると「アナログ版」であるかのような書き方ですが(変更はけっこう難しい)、アナログでもたった一案しか無かったとは思えません。他にも写真は多数あったはずです。
しかし今時、完全アナログでこの手のポスター作ってるとしたら、かなり珍しいのではないでしょうか。
実は刷版を出す直前までなら、データである限り『技術的には』変更可能です。写真丸ごとゴッソリ変更出来ます。差し替え用の写真があるかないかだけが問題です。
合成はオペレーターの力技です。オペレーターが酷使されるだけです。

私自身は「これ見て不快」派ですが、表現の自由に水を差す気はありません。
単に個人の感覚の問題だからです。
mihaさまの(もうちょっと正面向き~~)がホントのところかなぁ……ちょっと奇をてらいすぎてるかも。
ともあれ、市やお寺側は版下のせいにせず、堂々と「ウチはこれでいくんや!」と JR に言ってやって構わんと思います。
わざと駅のすぐ隣の建物に掲示したりして(爆)

miha:

bergkatzeさんのおっしゃる通りでしょう。
さらに言えば日程と予算さえ許せば刷版後だって直せるのですから。
引用された私のコメントは、問題の人物がもっとメインぽくなく「祭りのイメージ情景の一部」的に扱ってるんだという見せ方ならまだよかっただろうという意味合いだったのですが、おそらく問題の人物のインタビューから見ても、この人をメインモデルにという、むしろ明確な意図が制作側にあったと思われます。なので、bergkatzeさんの言うように変えたくない変えられないという気持ちがあったかもしれないとも想像されます。
まあ、どこの業界でもこういう内実より日程や予算という物理的で一見動かしがたい理由を言って要求を退けるものだとは思いますが。。。
このモデルになった人の使えそうな写真が一枚しかなかったか、あるいはほかのはもっとすごい写真だったのかも(笑)。。。(できるならぜひ拝見したいものだ!もしかするとこれが一番マシなんです!ってことで説得できてたりして)
そういやワイドショーによると誰かをアップにしたデザインは今回初めてのようで例年のはもっと引きの写真ばかりで、過去のポスターの中にはテレビに耐えられないものもあり、股間に丸い紙が数枚貼ってありました。コメンテーターたちがめくって覗いて感動していましたわ。
私も見たい

Aonori:

bergkatzeさま、mihaさま、

 どちらさまも、そちらの業界の方かと存じますが、確かに仰せのとおりですね。
 このワタクシ、いつも思うのですが、人間ってのは、自分の知っている分野の情報であれば、嘘や少しおかしい点を見抜くことができるのですが、知らない分野となると簡単にはおかしな点に気付けません。
 そこで、どんな情報であっても鵜呑みにしない事をモットーに生きており、それが、遥か昔にこのブログを始める原動力となっていたのです。
 そういう観点からすると、今回のは、「毛むくじゃら」に圧倒されたのか、まったくもってニュースをそのまま鵜呑みにしておりました。
 おかげさまで、大変勉強になりました。

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